物撮りテクニック その① ブツ撮りの準備 / 物撮りテクニック その② 背景編 / 物撮りテクニック その③ 基礎の基礎 / 物撮りテクニック その④ ブツ撮りに適したレンズ選び / ブツ撮りテクニック その⑤ レフ板を使ったブツ撮り
フリマアプリやヤフオクなどの本の出品ページを見ていると、しっかりブツ撮りしている方はほとんどいません。本は金額(利益)が安いので、そこまで時間をかけていられないのでしょうか?
ただ本という被写体は雑に撮ると本当に見栄えが良くありません。
実際に見かけた写真を再現してみました。まず何が悪いのか見ていきましょう。
あまり気にならないかもしれませんが、帯なども綺麗に揃っている方が気持ちがいいものです。それでは本を綺麗に撮影するテクニックをいくつかご紹介しましょう。
本のブツ撮りテクニック
- 背景は白バック(清潔感がある)
- 帯・カバー・本を揃える
- 平置きする時は、アクリルブロック(アクリルキューブ)などを使って、本を撮影台から離す(浮かす)と、強い影が出ないように撮影できる。
- 85mm〜105mm(35mm換算)の焦点距離で撮影する
- 本が開いてしまう場合は細い釣り糸で縛る。(撮影後、フォトショップで消す)
今回使った道具はアクリルキューブと釣り糸です。この二つはよくブツ撮りで使いますので、本格的に始めたいという方は購入されると良いと思います。
アクリルキューブは18mm角の3個入り500円くらいで、東急ハンズで買いました。買ったのは10年くらい前ですが、先週東急ハンズを覗いた時に見たら、まだ似たような価格で売っていました。
釣り糸はTOREYの1号。釣り糸は強いので今回のように被写体が開かないように縛ったり、スニーカーを吊ったりと、色々と使い回せます。また細いのでフォトショップ(コピースタンプ)で消すのも簡単です。ただ中古品を販売するために撮影する場合、フォトショップで編集するのは、商品の状態を変えてしまう可能性があるので注意が必要です。
さて今回も、最後にひとつ面白い作例を載せておきます。
何年か前に海外で紹介されて、面白いなぁと思っていました。この写真を撮るための撮影レシピは、とっても簡単です。
パソコンのモニターに画像をフルスクリーンで表示させ、手前に被写体を置き、ストロボを天井バウンスで1灯使っているだけです。使い所が難しいですが、独特の世界観を演出できますので、フィギュアのブツ撮りなんかに良いのではないかと思います。
物撮りテクニック その⑦ プラスチック製パッケージのブツ撮り
最新記事 by haku (全て見る)
- note はじめました - 7月 2, 2024
- うずまきのひびき 〜流体のダイナミズムと美学〜 - 6月 24, 2024
- シルバーアクセサリーを格好良く撮影しよう - 6月 12, 2024
コメント
[…] 物撮りテクニック その⑥ 本のブツ撮り – 3月 12, 2019 […]
[…] 物撮りテクニック その⑥ 本のブツ撮り – 3月 12, 2019 […]
[…] ブツ撮りに適したレンズ選び / その⑤ レフ板を使ったブツ撮り / その⑥ 本のブツ撮り / その⑦プラスチック製パッケージのブツ撮り / その⑧ […]
[…] 本の撮影方法についてもっと詳しく知りたい方は「物撮りテクニック その⑥ 本のブツ撮り」をご覧ください。 […]