T.O様よりアルカスイス最新機種「P0+ Hybrid」のクランプ換装のご依頼を受けました。私も触れるのは初めてなので楽しみです。
それでは早速カスタムしていきたいと思います。
【注意事項】カスタムの依頼を受け付けていますが、基本的に当ブログでは他社クランプへの換装は推奨しておりません。そのためアルカスイス純正クランプの取り外しは受け付けておりません。事前にクランプが取り外せることを確認してからご依頼くださいますよう宜しくお願いいたします。
マイナーチェンジとなったのはロックリング上のフリクションコントロールダイヤルです。フリクションコントロールは機能自体はとても優れているのですが、メインロックリングに位置が近すぎるため、知らず知らずのうちにロックリングと一緒にフリクションダイヤルを動かしてしまうことがあるので注意が必要。との事です。(T.O様談)
なるほど、この位置だとそういう弊害があるのですね。
それではネジを外します。クランプを外される場合は自己責任において行なってください。アルカスイス社やKPI社の保証を受けられなくなる可能性があります。
純正クランプを外すと、薄いスペーサーと極小の鉄球も一緒に外れます。この鉄球は90度毎のクリックストップ機構の重要なパーツですので無くさないように注意してください。
この一番外側のバネの入った穴に鉄球を載せます。
ワンオフの空転防止ピン付きスペーサーを差し込めるように、パンクランプベースのピン穴と薄いスペーサーのピン穴の向きを合わせて載せます。
ワンオフのスペーサーと雲台をネジ止めします。中強度のネジロック剤を少量、塗布します。
ネジの締め付けトルクは5.2N・m。
ふたつ空いているネジ穴にReally Right StuffのB2-LR-Ⅱの両端のネジ穴から取り付けます。
ここも緩むと困るので中強度のネジロック剤を塗布してネジ止めします。こちらは「3N・m」。
最後にクランプの中央のネジ穴を、3/8″止めネジで塞いだら換装完了です。
純正ネジにネジロック剤がこびり付いていたので、ついでに清掃しておきしょう。
用意するのはガスケットリムーバーとナイロンブラシ。
ガスケットリムーバーをネジにスプレーして、10分程度放置します。
ナイロンブラシで綺麗に磨き、水洗いしたら清掃完了です。
めちゃ綺麗になりました。
今回も納得のいくカスタムができました。気に入ってもらえると嬉しいです。T.O様、ご依頼ありがとうございました!
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