汎用のカメラプレートを買うと、ストッパーが干渉したり、長さが長すぎたりすることがあります。
例えば、RICOHのコンデジ「GR IIIx」にSLIKのI-Bracketを装着すると、ストッパーの片側がグリップに干渉してしまいます。
この問題を解決するためにはストッパーを削り落とすしかありません。
どうせ削るなら楽に、そして綺麗に仕上げたいもの。
今回はアルミ製品を削る時にお勧めの、私が愛用しているヤスリをご紹介したいと思います。
創業95年の老舗ブランド 世界一のヤスリ「ツボサン ブライト900」
ツボサンというメーカーをご存知でしょうか?
ツボサンは広島県呉市にある昭和3年創業の国内シェア4割を占めるヤスリメーカーです。
Snap-onのヤスリがツボサンということは工具界では有名ですね。
日本のヤスリメーカーはヤスリの熱処理をする際に「味噌」を使います。その味噌は各メーカーごとに秘伝とされていて、その秘伝の味噌は壺に入れて大切に扱われたそうです。
日本のヤスリメーカーの名前に「壺」がついたり、ロゴマークに壺のイラストが使われる事が多い理由はそのためです。
そのツボサンから販売されているブライト900というシリーズのヤスリがとにかくよく削れるんです。
さてさて、一体このヤスリがなぜそんなに削れるかって言いますと、他社のヤスリと比較して圧倒的に目詰まりしにくいからです。
普通はアルミなんて柔らかい金属を削ったらすぐに目詰まりしちゃって、あっという間に削れなくなってしまいます。
しかしブライト900は特殊なコーティングがされているため、ほとんど目詰まりすることなく簡単に削り落とすことができます。
実際にIブラケットを削ってみましたが、一度も目詰まりせずに削り落とすことができました。
目詰まりしないので他のヤスリよりも何倍も早く削れますし、目詰まりが原因の削りムラも起こりません。
つまり楽に綺麗に仕上がるというわけです。
さらにコーティングによって錆びにくいというメリットもあり、注油などのメンテナンスが不要なのも嬉しいポイントです。
木工製品・ロウ・プラスチック製品・アルミ材・銅材・金型鋼・ステンレス・陶器など何にでも使えますので、用途に合わせて何種類か持っていれば何かと重宝するのではないかと思います。
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