BH-40は一世代前のモデルを数年前にレビューしているので、どうしようかな?と思っていたのですが、結構良い感じでリニューアルされているので再レビューです。

まず大きく変わった点が90度俯瞰のための切り込みが2カ所あったのが1カ所に変更されました。おそらく剛性と固定力を考慮した結果だと思います。BH-55がZ1に固定力が及ばないのも、おそらくこの2カ所の切り込みが原因だと思います。とは言え2カ所の切り込みはReally Right Stuffの特徴であった訳ですから、1カ所に変更したのはとても勇気が要ったと思います。

メインノブの形状や操作性は変わっていません。力を込めやすい形状とサイズですが、クランプが大きいと窮屈な操作性となります。ですので私は水準器が付いてないタイプのレバークランプをオススメします。ただしバネ式でノブの角度を変更できますので、干渉はさほど大きな問題にはなりません。

パンの固定力も上がっています。以前はかなり締め込まないと緩んでしまいましたが、現行品は普通に締めただけでかなり強固に固定されます。ただフリクションノブと近過ぎて、こちらもかなり窮屈な操作性なのが残念です。

フリクションの調整も以前に比べるとかなり細かく調整できるようになった気がします。かつては調整用の数字が振ってありましたが、今はありません。

底の取り付けネジは当たり前ですが3/8インチネジです。これにピッタリ合うダブテールプレートは「TH-DVTL-40」です。

次はサイズや重さをチェックしてみましょう。

Gitzoなら2型がピッタリのサイズです。

普段Z1+など大きな自由雲台を使っているので、かなり軽く感じます。

RRSの3シリーズやGitzoの3型以上に取り付けるには不格好です。
ボールの動きが滑らかになったように思います。樹脂製の固定皿の工作精度が上がったのかもしれません。前モデルは使い始め、削りカスが発生しゲンナリしたものですが、そういった事もありません。ボールの滑らかさではアルカスイスP0には及びませんが、トータル的にはこのサイズの自由雲台の中では頭ひとつ抜けた製品だと思います。

ポーチも付いています。中国製なのが残念ですね。とは言え、非常に完成度、満足度の高い自由雲台に仕上がっていると思います。このサイズで探している方にはオススメです。
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