Really Right Stuff カーボン三脚のメンテナンス ~アングルジョイント部分~

takeshi
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初めまして。今回、寄稿させていただくTakeshiと申します。

普段は小さなメーカーで会社員として働きながら、休日はカメラを片手に主に風景を撮影しています。
元々、英語を全く使わない職種でドメスティックな業務をしていたのですが、ここ数年、会社が海外展開をするに伴い、強制的に僕も英語を使って仕事をすることが増えました。
留学経験もなく、英語に関してはまだよちよち歩きのレベルですが、管理人のハクさんにいろいろとお世話になることがあり、なにかご協力ができないことがないかを考えた結果、英語の動画などを和訳することで、ハクさんとブログをご覧になっているみなさんの参考になればと思い寄稿させていただきました。
今回は、Really Right Stuffの三脚のメンテナンス方法の動画を和訳していきたいと思います。
それでは参りましょう。
動画:Really Right Stuff Tripod Maintenance Part 5: Tripod Leg Angle Joint Maintenance
さて今回はRRSの三脚のリストピン(三脚の脚部とセンターコラムの接続部分の金具の事です)の可動が硬くなったり、壊れてしまった時のメンテナンス方法を説明します。
順を追って三脚の分解・清掃・再組み立ての方法を説明しますので、これを実践すれば、きっと三脚本来のパフォーマンスが期待できます。

●メンテナンス用品・工具

クリーニング方法とメンテナンスに必要な工具を説明します。
①ベアリンググレイグリース…”Super Lude” 非常に高品質なグリースです。こちらはAmazonで1500円程度で購入可能です。
②紙ウエス(青い小さい袋)…余ったベアリンググリースをふき取るのに使います。
③つまようじ
④歯ブラシ
⑤六角レンチ…3×16インチ。同じものを二本用意します。
⑥クロス(乾いたものと絞ったもの)
⑦綿棒
⑧アルコールクリーナー…イソプロピルアルコールを使います。無水エタノールとよく似ていますが、こちらの方が脱脂効果が高く、臭気が強いのが特徴です。
⑨フレッシュウォーターのスプレー…ただの真水ですね。
⓾スコッチブライトパッド…ピンを磨く用の研磨材付シートです。
もしリストピンが壊れていたり、きつく締まりすぎていたり、塩分などの影響で動かない場合は、追加の工具を使います。
⑪ヒートガン。ヘアドライヤーで代用可能です。硬くなりすぎたネジを緩めるのに使用します。作業前にかけてください。
⑫真鍮ワイヤーブラシ…リストピンについた汚れが、歯ブラシで落ちない場合に使います。(調べてみましたが、ステンレス製のワイヤーブラシだと、硬すぎるようですね。)
⑬ロングポンチ
⑭ハンマー

清掃の作業手順

まずはリストピンを外して清掃していきます。分解、清掃、再組立ての所要時間は、一脚あたり7分から10分程度です。まずはヘックスレンチでリストピンの外側のナットを外します。もしも固くて簡単に外すことができない場合は、ヒートガン、もしくはヘアドライヤーで温めてください。
次にリストピンを外します。もし、リストピンが固くて動かない場合は長めのポンチとハンマーを使ってください。本来リストピンは簡単にスライドできる方が状態として理想的です。
エイペックスから脚を外します。ワッシャーはなくさないようにしてください。
スコッチブライトパッドを使って、リストピンをクリーニングしていきます。もしスコッチブライトパッドで取りきれない汚れがある場合は、真鍮ワイヤーブラシで汚れを落としてください。
クリーナーを使って、エイペックストップの清掃をしていきます。清掃後、すぐに乾かしてください。
スコッチブライトパッドを使って、ワッシャーの汚れを落としていきます。
プルタブの分解すると中に黒い部品(以下、ブラック)が組み付けられています。
トップクレビス(脚の付け根の二股に分かれた部分)を歯ブラシか濡らしたクロスで清掃していきます。その後、すぐに乾かしてください。
ブラックとプルタブを同じように歯ブラシかスコッチブライトパッドを使用して清掃してください。ブラックには裏表が決まっており、それぞれ向きによって形状が違うので注意してください。
スプリングとブラックを組み付けて、プルタブをクレビスに再組立てした場合、下側の面がプルタブに接するようにしてください。プルタブを動かす際は、ある程度の抵抗があるようにしてください。
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2シリーズはプルタブの面とエイペックスの接続部が同じになるようにしてください。
3シリーズはカーブした位置が同じになるように。
4シリーズはプルタブとクレビスの可動部が同じ面になっています。
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綿棒を使って、リストピンにグリスを塗っていきます。エイペックスホールにリストピンを通して、グリスを均一にならしてください。
リストピンを、エイペックスとワッシャーと脚部の穴に通します。少し距離があるので注意してください。
綿棒で余ったグリスをふき取ってください。尚、RRSはリストピンへのネジロック剤の使用は推奨していません。なぜならリストピンが動かなくなったり、三脚の故障の原因になるからです。
ナットを締めれば組み付けは完了です。最後に必ず可動部の動作確認をしてください。
お疲れ様でした!これで、三脚とリストピンの清掃、再組み立ては完了です。

以上が、この動画の説明になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
内容についてのご質問や、翻訳間違ってるよといったご指摘があればぜひ教えてください。
RRSユーザーの方のメンテナンスの一助になれば幸いです。
ちなみに、僕はベルボンのカーボン三脚を使っているのですが、翻訳のために動画を何度も見ているうちにRRSの三脚の魅力に憑り付かれてしまいました…あの開脚角度セレクターの可動部をカチャカチャさせるシーンとかやばいですね。僕も撮影地で無駄にカチャカチャさせたくなってきてしまいました。
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haku
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