最近ようやくレンズが揃ってきたNikon Zシステム。Z6(Z7は来月)ボディも2年振りに更新され、大三元ズームレンズも揃って、ようやく使えるシステムになってきましたね。
これを期にFマウントからZマウントに乗り換えるというユーザーも多いのではないでしょうか?
そしてレンズをが変わると必要になってくるのがフィルターです。
今回はニコンZユーザーがフィルターを導入する時に失敗しない製品選びや、なるべくお金の掛からない運用方法を書きたいと思います。
円形フィルターは82mmで揃えるべし
Zレンズ(フルサイズ)のフィルター径は14-24mmf2.8を除けば最大が82mmです。また82mmフィルター径はZレンズの中でもっとも採用されている大きさなのです。
●Z 58mm f/0.95 S Noct
●Z 50mm f/1.2 S
●Z 14-30mm f/4 S
●Z 24-70mm f/2.8 S
このうち58mmノクトはちょっと手が出ないレンズですが、Z 14-30mm f/4 Sは多くの方が導入されるレンズの一つだと思います。また現在持ってなくてもゆくゆくは導入したいと思うレンズとしてZ 24-70mm f/2.8 Sは外せないでしょう。
広角〜標準画角レンズはフィルターの使用頻度が高いですから、82mm径のフィルターで揃えて、ステップアップリングを買う、というのがもっとも経済的な揃え方になると思います。
82mm径以下のフィルター径のレンズは以下の通りです。
フィルター径 | レンズ名 |
77mm | Z 70-200mm f/2.8 VR S |
Z 20mm f/1.8 S | |
72mm | Z 24-70mm f/4 S |
Z 24mm f/1.8 S | |
67mm | Z 24-200mm f/4-6.3 VR |
Z 85mm f/1.8 S | |
62mm | Z 50mm f/1.8 S |
Z 35mm f/1.8 S | |
52mm | Z 24-50mm f/4-6.3 |
ただし常時付けっ放しにする保護フィルターなんかは、きちんと径に合った物を選んだ方が扱いやすいです。
150mm角型フィルターならKANIが最高
先日「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S にKANIの150mm角型フィルターを使う方法」でご紹介しましたが、Z14-24mm f2.8Sの純正フードを改造すれば、KANIの150mm角型フィルターを使うことができます。
この記事を書いた後に衝撃的な事実に気付いてしまいました。
なんと、Z14-30mm f4S、Z14-24mm f2.8S、Z24-70mm f2.8S、Z70-200mm f2.8VRS。この4本、実は全部フードのマウント径が同じなんです。
つまりZ14-24mm f2.8S改造フードを付けると、4本すべてのZレンズにKANIの150mm角型フィルターを使えるんです。
このことに気づいた時は本当に感動で震えました。ニコンZシステムを使っている人には全員にお勧めしたい気分です。
バヨネットフード HB-97は単独で販売されていますから、Z14-24mmF2.8を買う必要がないというのも有り難いですね。
KANIの150mm角型フィルターシステムを使っているニコンZユーザーなら、導入しても損はないと思います。
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