KANI Nikon14-24mmf2.8用 新型フィルター を10日間使ってみて、ここは改善してほしいなと思ったことを書きたいと思います。最初に断っておきますが、このホルダーはとても良い製品です。とても気に入っていますし、他のホルダーに乗り換えるつもりはありません。しかし使っていて正直、ここは何とかしてほしいなと思う部分があるのも事実です。
今回は1ユーザーとしてメーカーの方に声を届けて、次の製品にフィードバックしてほしいなと思っています。
外観の不満
※画像はKANI_filterより提供
ホルダーが真っすぐに装着されているのかどうかが分かりにくいです。PLブラケティング撮影用に30度毎に指標のようなものがあれば良かったなと思います。私はまだNDフィルターしか買っていないので、とりあえず正位置にセッティングするための指標だけは貼付けました。
フィルター側の装着感がいまいち
ホルダーとレンズの装着方法・装着感は共にとても良いです。ただフィルター側の装着部分に少しガタつきがあります。回転させるために若干のクリアランスが必要なことは分かりますが、もう少し何とか出来なかったのかな?というのが率直な意見です。
回転時の操作音がうるさい
角度を変更する際に、金属同士が擦れ合う音が結構鳴ります。撮影状況によっては無音が好ましい状況は多いものです。動画を撮りたい場合などは実質使えません。ここはぜひ改善してほしいですね。
動画で見る
ホルダーが良いから買った訳ではない
このKANIのリニューアルされたホルダーは、買って良かったか?と聞かれれば、私は買って良かったと思っています。その理由はホルダーの完成度ではなく、フィルターの品質です。ホルダー自体はケラレにくいという点以外はNiSiに勝っている部分は無さそうですし、ようやく「使いやすさが追いついた」という感じでしょう。要は「KANIのフィルターが気になっていたけど、ホルダーが使いにくいとsizouさんが言っていたから躊躇していた」というのが本音なのです。そのホルダーがリニューアルされて使いやすくなるというなら、買わない理由がなくなった。という訳です。
参考:ログカメラ KANIのホルダーを使ってみたらイマイチ合わなかったのでNiSiを買い直した話より
KANIを選んだ理由
ちょっとブログタイトルから内容が離れてしまいますが、ついでですので、なぜ「KANI」が気になっていたのかを書いて締めたいと思います。
まずは素材。ガラスはNiSiが中国製「H-K9L」、KANIがドイツ製「B270」とどちらも安価なガラスです。おそらく原価は1枚数百円か、高くてもせいぜい千円程度でしょう。ガラスの光学性能の差はおそらく目で判別がつかないレベルだと思います。
コーティング技術や撥水性能に関しては、各メーカー毎に大きな差が出てきます。各メーカー毎に短所長所があると思いますが、私はフィルターのガラスの強度やコーティングの強度、そして普通のクロスで拭けば良いというメンテナンスの容易さが理由で、KANIにしました。価格が少し安いというのも魅力的でした。
メーカー担当者が良かった
KANIの国内取り扱い店の担当者の方が、とても熱心で良い方で、その情熱に打たれ購入を決意しました。結局、人の営業力には敵わないという事ですね。購入の際も色々と作例を見せてくれたり、様々なシーンで必要なフィルターを提案してくれました。またブログの掲載という条件付きでしたが、発売前のフィルターを販売して頂きました。結果的にとても満足する製品に出会えたことを心より感謝致します。
KANI_filterさま、ありがとうございました!


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