150mm×170mm角型フィルターケース、一番使いやすいのはどれ?

150mm角型フィルターは良い。でも大きいからケースも大きい。

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KANIの150mm角型フィルターシステムを使い始めて約2年。フィルターの効果は気に入っているのですが、サイズが大きくて扱いが大変です。しかし嵩張るからと言って裸でカメラバッグに入れる訳にもいかないので、フィルターケースを使うしかありません。「せめて使いやすいものを!」と思い、色々なフィルターケース(フィルターポーチ)を試してみることにしました。

試したのは4種類。

試したのは4種類、左から

  1. NiSi 150mmシステム 角型フィルター ハードケース
  2. Lee Field Pouch SW150 System
  3. NiSi S5ホルダーケース
  4. NiSi 150mmシステム 角型フィルター ソフトケース

左端のハードケースはKANIと買いていますが、これはステッカーを貼ってあるだけで、NiSiのホルダーです。外観はこんな感じです。

幅の比較です。かなり差がありますね。では早速ひとつひとつ見ていきましょう。

NiSi 角型フィルター 150mmシステム フィルターケース

価格: ¥5,390(税込)
収納サイズ:150×150mm・150×170mm
収納枚数:6枚まで収納可能
外寸: 16.5 x 21.6 x 3.8 cm
付属品:なし
三脚への取り付け:不可

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↓↓↓↓ファーストインプレッション記事はこちらです。↓↓↓↓
角形フィルター用のケースを買いました

このケースを約2年使ってきました。気に入っている点は薄いこと。また薄いからと言って収納力がない訳ではなく、150x170mm(または150x150mm)のフィルターが6枚も収納可能です。これだけコンパクトだとバッグに入れやすいですし、防湿庫の隙間にも入れておきやすいです。

ソフトケースの方はハードケースよりも2枚多く入るものの、厚みは約3倍とかなり厚い

また物がぶつかったり、バッグの中で固いものに押されるといった外的衝撃に強い点も長所と言えるでしょう。

固い機材の角が当たった時の傷。表面のレザーは剥がれてしまいましたが中身は無事でした。

ただ少しずつ不満が溜まってきました。まず微妙にフィルターが取り出しにくいです。フィルター同士が密接しており、フィルター間に指を入れる隙間がありません。なので端をつまんで引っ張り出すのですが、150mmという幅は掌が小さい私には絶妙に掴みにくく、うっかり落下させないように慎重に扱う必要があります。収納する時もフィルター同士が当たらないように注意しなければいけません。暗い中だと結構神経をすり減らします。

またフタがあまり開かないのも少し不満です。立てて取り出そうとするとフタが戻って閉まってしまうので、上の画像のように寝かせてフタを床で押さえつけて戻らないように固定しておく必要があります。それだけならまだ良いのですが、さらに磁石の留め具がフィルターを出し入れする際に当たってしまいます。これも地味に嫌。

Lee Field Pouch SW150 System [LEESW150FPS]

価格: ¥12,407(税込)・B&Hから輸入なら約9,000円(税込)
収納サイズ:150x150mm・150x170mm
収納枚数:8枚
付属品:ショルダーストラップ、三脚ストラップ
三脚への取り付け:可能(ストラップで三脚に巻きつけ)

次がイギリスのフィルターメーカーLeeから販売されているフィールドポーチ。シンプルなデザインで、耐久性のあるキャンバスタイプの生地でできており、カラーはサンドとブラックの2色。私はミリタリー系のカラーが好きなので迷わずサンドを選びました。質感もよく格好良いです。

ポーチの背面には、大きなベルトループと、三脚ストラップかショルダーストラップの、いずれかを取り付けるバックルがあります。ベルトループは縫製ではなく強力な面ファスナーですが、機能性を重視するならこれも有りかと思います。慣れてしまえばどうって事はないのですが、最初ストラップのバックルが内側に引っ込んでしまうのが面倒臭いなと感じました。ストラップの色は白。サンドに合わせてほしかったです。

ポーチのフタを裏返すと、上質なパッドで仕切られた10個のフィルタースロットが現れます。ふたは折り返した内側に面ファスナーで固定できますので、邪魔になりません。

三脚への取り付けは脚に巻きつけるタイプではなく、三脚の基部に引っ掛けたり、巻きつけてぶら下げるタイプです。ブラブラして風などの影響を受けやすいかな?と想像していましたが、フィルターが入ってそこそこ重さがある状態だと、気になる程ではありません。

ポーチの両側にあるファスナーを開くと、扇型に開き、さらに簡単に取り出しやすくなります。

クロスなどを入れるポケットはありません。しかし10枚分もスペースがあり、収納スペースが広いので、フィルターホルダーやクロスなどを入れることも可能です。

ほかの比較商品と比べると、異常に値段が高いのが欠点ですね。

NiSi S5ホルダーケース

価格:¥4,290(税込)
収納サイズ:150x150mm・150x170mm
収納枚数:仕切りなし
付属品:なし
三脚への取り付け:可能(脚1本へのベルクロ巻きつけ)

比較だけが目的で半分ヤケで買ってしまったNiSiのS5ホルダーケース。

背面は三脚に巻き付けるための面ファスナーのみ。

当然(取り付け可能なケースを選んでいるので)、三脚の取り付け可能です。

内部に仕切りがないのでKANIのフィルターケース用のパッドを入れてあります。このパッドは1つで2枚収納可能で、KANIのフィルターケース ソフトケース 角型フィルター用 (170x150mm)を買うと2個入っています。

このパッド同士の隙間に1枚挟めるので、合計5枚収納可能です。さらにフィルターホルダーなども収納できます。仕切りがないので猥雑になりがちですが、自由度は高いので通常のケースでは入らないような大きなホルダーの場合でも、こちらなら入る可能性が高いです。

使い勝手はなかなか良好です。フィルターホルダーを一緒に入れておけるので、もっともコンパクトに収納できます。軽いのも良いですね。もっと枚数を多く収納したい場合は、さらに薄いパッドを選べば、その気になれば7〜8枚入りそうな気がします(保護性能は落ちますが)。

ちょっと嫌な点は、前ポケット。ここにクロスやトレシーグローブを収納できて、便利は便利なんです。でも何もここまで面ファスナーを大きくする必要はないんじゃないか?と思います。ベリベリ音はうるさいですし、開けにくいったらありません。フィルターを入れる目的で作ったにせよ、ここまでの大きさは不要だったと思います。

あとは個人的にこの渋すぎるデザインがちょっと好みではありません。

NiSi 150mmシステム 角型フィルター ソフトケース

価格: ¥5,500(税込)
収納サイズ:150x150mm・150x170mm
収納枚数:8枚
付属品:ショルダーストラップ
三脚への取り付け:可能(脚1本へのベルクロ巻きつけ)

ラスト。これを選んだ理由もやっぱり「三脚に装着できる」という一点でした。だって三脚と合体できるんですよ!三脚マニアの私としては、この選択肢があるのに選ばない訳にはいきません。ワクワクしながら箱を開封してチビりました。いやデカ過ぎっしょ?

デカイ。これまで使っていたケースが突然3倍の大きさになったのですから動揺するのは当然です。しかし使いやすいなら大きさには目を瞑れるというものです。だって三脚に取り付けられますしね。使ってみましょう。

ケースを開くためには2本ファスナーを開ける必要があります。面倒くさいです。

べろーん。。もっと何かこう…。ねぇ

というか、下まで開いても別に扇状に開く訳でもなく、マチの幅も変化は見られません。意味がまったく分かりません。開発者ちょっと来い。

幅が広いのでフィルターは取り出しやすいです。しかしここまで幅が必要かどうか疑問ですし、内部の仕切りに使われている布は保護性は低く、クロスのような繊細さもありません。

分厚いので両端を空けておけば、ぶつかったり固い機材に押さえられても割れにくそうです。しかし所詮はただ布のケースですので、落下には弱そうです。

三脚につけてもデカさばかりが目につきます。

外観のデザインが格好良い訳でもなく、三脚に取り付けられる以外に良い所がひとつもないケースでした。せめてこれだけ大きければホルダーが入ればまだ使い道もあったかもしれません。仕方がないのでとっとと売り払って(売れれば良いですが…)買い換えたいと思います。お勧めしないのでリンクも貼りません。

150mm角フィルターケースお勧めランキング

4位 / NiSi 150mmシステム 角型フィルター ソフトケース

「ヨドバシポイントを返せ!」と叫びたくなる一品でした。ここ最近でこんなに買って後悔した製品はないかもしれません。よほどなにか考えがあって買うなら良いですが、通常のユーザーには勧めにくいです。気に入って使われている方がいらっしゃったら申し訳ございません!

3位 / NiSi 150mmシステム 角型フィルター ハードケース

このケースが原因かはハッキリしませんが、角型フィルターの角が少し欠けてしまった事が、今回買い替えを決意した理由です。約2年使ってきて、良いところもあって、それなりに気に入っています。

2位 / NiSi S5ホルダーケース

軽い・自由度が高い・三脚取り付け可能。と三拍子揃ったソフトケースです。これでデザインさえ好みであればと悔やまれます。しかしNikon 14-24mmF2.8用のホルダーが収納できて、尚且つ三脚に取り付け可能なのは、これだけです。もしZマウントの14-24mmf2.8が出目金レンズであれば、このケースが1位に成り上がるかもしれません。

1位 / LEE Field Pouch SW150 System

という訳で、栄光の1位はLEEのフィールドポーチです。出目金レンズ用でなければホルダーも収納できます。あらゆる使い勝手を考えて作ったであろう製品で、完成度の高いフィルターケースだと思います。デザインは好みが分かれると思いますが、私の装備にはとてもマッチしていて気に入りました。唯一ベルトに通して使えるというのもポイントが高かったです。

まとめ

なんだかんだで、この検証のために2万円近く使ってしまいました。しかしフィルター1枚分の金額で有意義な結論が出せたのですから良しとしましょう。

皆様の150mm角型フィルターケース選びの参考になりましたら幸いです。

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!
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