三脚のナットロックに使用するグリース(またはグリス)の使用上の注意と塗布方法

三脚のナットロックの潤滑に必要不可欠なグリース(またはグリス)。

しかし正しい使い方や適切な管理をしなければ、本来の性能を発揮できないばかりか、思わぬトラブルにもつながってしまいます。

今回はグリースを使用する際の注意点と、私が適切だと思うグリースの選び方や塗布方法、塗布量について解説したいと思います。

グリースの使用上の注意

異種のグリースを混ぜない

まずグリースの使用上の注意についてですが、原則として「異なる種類のグリースを混ぜない」ことです。

異種のグリースを混合すると本来の性能が変化してしまいます。

補充する場合は、既存のグリースと同じ種類のものを使用し、既存のグリースの種類が分からない場合は、全て入れ替えるのが宜しいかと思います。

後述しますが既存のグリースが劣化している場合も、全て入れ替えた方が良いでしょう。

適切なグリースを選ぶ

グリースは使用用途に応じて、適切なちょう度などが異なります。三脚のナットロックに合った適切なものを選定することが重要です。

ネットの情報ではやれカルシウム石鹸系が良いとか、いやいやリチウム系だろなどなど、様々な意見が溢れてますが、結局は三脚メーカーが推奨するグリースがもっとも安全なんだと思います。

例えばGitzoが三脚用として販売している「GSGREASE02」や、ReallyRightStuff社が公式で勧めている「Super Lube(スーパールブ) 多目的グリース」などがあります。

お使いの三脚メーカーのサポートに問い合わせしてみるのも良いかもしれません。

個人的に色々と試してきた中で良いなと思ったグリースは「Super Lube(スーパールブ) 多目的グリース」と「シマノ プレミアムグリース」です。

塗りすぎない

たまにべったべったに塗ってナットロックからハミ出している方がいますが、ハッキリ言って塗りすぎは良くありません。

グリースに埃や砂が付着して、内部に混入する原因となりますので、ハミ出したグリースは綺麗に拭き取っておくよう心掛けましょう。

塗布方法と塗布量

それでは実際に塗布してみましょう。

まずは先ほどの注意点に挙げた「異種のグリースを混ぜない」です。劣化した古いグリースは同じ種類であって、異なるモノだと私は考えています。

納得できる理由(例えば数週間以内に塗布したが、塗布量が少なすぎたため追加する。など)がない限りは、全て入れ替えた方が良いでしょう。

清掃方法はまず(台所用の)中性洗剤を使って古いグリースを洗い流し、落ちないグリースについては樹脂にも使えるブレーキパーツクリーナーで脱脂します。

ナットロックの内側も綺麗に清掃しましょう。

次にグリースを塗布します。1箇所の塗布量はこれでも少し多いくらい。

これを薄〜く指で伸ばし塗ります。

手が荒れないように必ず手袋をしてください。私はニトリル手袋を使っています。アマゾンで50枚入1000円くらいの安い使い捨てのものを、使い捨てずに破れるまで使ってます。

私の塗布量はこれくらい。

ネジ山からハミ出したグリースは必ず拭き取りましょう。

ナットロックを締めます。これで完了!ではなく

何度かロックとロック解除を繰り返して、グリースがハミ出さないか確認します。もしハミ出してきたら拭き取ってください。

 

今回はグリースを使用する際の注意点と、私が適切だと思うグリースの選び方や塗布方法、塗布量について解説しました。

参考になりましたら幸いです。

The following two tabs change content below.
haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!
タイトルとURLをコピーしました