Really Right Stuff Macro150 マクロフォーカシングレール

Really Right StuffのマクロレールといえばB150-B。前後左右どちらにも微動できるようにと、かつて2個セットで買いましたが、あまりにもドリフトが酷くて、一瞬で手放したという苦い経験があります。

今はARCA-SWISSのX-TableとKIRKのマクロフォーカシングレールFR-2を愛用しています。

マクロ撮影用Newフォーカシング・レール

特にKIRKの完成度は素晴らしく、他のマクロフォーカシングレールよりも一歩も二歩も抜きん出ています。ただ残念ながら重い(652g)のが難点でした。

今回Really Right Stuffが発売した「Macro150」では、ドリフトを限りなくゼロにした上で超軽量化したという話しです。それが本当であれば試してみたい!

というわけで、最速で入手しました。箱にステッカーが貼ってあります。めちゃくちゃ格好いいので、ステッカー単体で販売してほしいものです。

Really Right Stuff macro 150 RRS Really Right Stuff macro 150 RRS Really Right Stuff macro 150 RRS Really Right Stuff macro 150 RRSReally Right Stuff macro 150 RRS Really Right Stuff macro 150 RRS

いやぁやっぱりRRSは格好いいですね。うっかりデザインだけで買ってしまいそうな魅力があります。

Really Right Stuff macro 150 RRS

重さは驚愕の389g。KIRKと比較するとかなり軽いです。

目玉機能は微動ノブです。

Really Right Stuff macro 150 RRS

レーザーマーカーは0.1mm単位で、目測であれば0.05mmの微調整も可能です。これほど緻密に距離を管理できるマクロフォーカシングレールは、HejnarPHOTO社のマイクロメーター搭載のマクロフォーカシングレールくらいしか他にありません。

しかしHejnarPHOTO社のマクロフォーカシングレールは正直大掛かりすぎてやり過ぎです。

これくらいシンプルな構造でさらにこれだけ軽量であれば、操作性次第では一気にマクロ戦線のトップに躍り出ます。

Really Right Stuff macro 150 RRS

このシルバーのボタンは粗動用ボタン。このボタンを押しながらクランプを動かすと粗動させることができます。

Really Right Stuff macro 150 RRS

反対側はクランプの固定レバー。微動ノブも付いており、もちろんこちらでも操作可能です。

実際に使ってみた感想

Really Right Stuff Macro 150

↑↑45秒ほどの短い動画です↑↑

実際に使ってみた感想としては確かにB150-Bで顕著だった微動操作時のドリフトは見られません。

KIRKのFR-2と比較すると全長がかなり短いので移動距離も短いと思い込んでいましたが、端でつかえない構造なので移動距離はわずかながらFR-2よりも長いくらい。

剛性に関しては、やっぱりギアレールだけではなく2本のシャフトを貫通させているFR-2には遠く及びませんが、微動操作時には気になるガタは見られないので特に問題にはならないと思います。

剛性を優先するならKIRKのFR-2、軽量を優先されるならRRSのMacro150がおすすめです。

Really Right Stuff macro150 紹介

縦移動時の挙動(2021/04/22追記)

ストロボスタンドプレートを注文してくださった方から「この製品を購入するかどうか迷った」「縦方向に使うことが多いので止めた」と伺いました。

なるほど確かにこのロックシステムでは縦方向の移動は厳しいかもしれませんね。一応試してみましょう。

文章での説明が難しいので検証動画を掲載します。

マクロフォーカシングレール縦動作の比較

アルカスイスX-Tablenの微動から見る
KIRK FR-2の微動から見る
Really Right Stuff Macro150の微動から見る

ご想像通り、この製品は縦方向に弱いです。何より操作音がひどい…。音声を切らないと素材として使えません。操作中のガタツキも3製品中で一番悪いように見えます。

無音に近いのがアルカスイスのX-Tableで、操作中のガタツキが少ないのがKIRKのFR-2。どちらも悪いのがRRSのMacro150です。

需要は少ないかもしれませんが、縦方向の微動で使う場合は絶対にお勧めしません。

-2021/04/23追記-

さらに追記です。Macro150のクランプ側面についているネジで調整を行ったところ、ガタ付きも操作音もかなり改善されました!詳しくはこちらの動画と記事をご覧ください。

Really Right Stuff Macro 150のガタツキを軽減させる方法

macro150とRF-2の縦位置微動時の動きと操作音の比較

リコール発動!?(2021/04/22追記)

今朝メールチェックしたらRRSから以下のようなメールが届いていました。

Hello, 
This notice is regarding your recent purchase of a RRS Macro 150 focusing rail.  
We are sorry to report that an issue was discovered post-production on some units which affects the flatness tolerance of the rails. While the defect does not affect safety, it is not “Really Right”, so we are issuing a voluntary recall.  
The defect is characterized by high/low spots along the aluminum rail which creates a tight/loose feeling in the travel of the sled, as well as excessive movement of the camera when set at the loose portions of the rail.  
While aluminum is not an organic substance, aluminum has internal stresses that can change over time or with different batches of material, and we found the defective units exhibit stress-relieving behavior, causing just enough warping to render the parts “out of specified tolerances”. The prototype units we tested extensively with the same design did not exhibit this same behavior, which is why this wasn’t caught earlier.  
To guarantee consistent performance regardless of the variances in the material, we are modifying the design to add additional supports to the structure, thickening the rails to make them stiffer, and implementing a new process in production to ensure the surfaces are flat. This all will take time to correct, and we appreciate your patience as we make the Macro 150 Really Right.  
We anticipate availability of the revised rails within approximately 6 weeks. At that time, we will send a follow-up reminder email with instructions for making the return during a 60-day window which will include replacement of the Macro 150 and covered two-way shipping. Until receiving the second email follow-up from us, we encourage you to hold on to your existing Macro 150 and maximize its use, knowing an upgraded replacement is in the works.  
Your patience and understanding are truly appreciated as we correct this issue, ensuring the Macro 150 meets the uncompromised standard of being the Really Right Stuff our customers expect.  
Sincere regards,
– Josh  

簡単に要約しますと、こんな感じです。

レールには高低差があり、低地にセットするとガタツキが大きい。
プロトタイプでは問題は無かったけれど、大量生産しているうちに許容範囲を超えて「反ってしまう」ものが出てくることが判明した。
これでは”本当に正しい”とは言えないから、新しく設計し直すことにした。
しかしMacro150を本当に正しい製品にする時間がかかる。約6週間以内になる見込みだ。頼む!我慢してくれ。
それまでは既存のMacro150を使っていてほしい。交換の時期がきたらまたメールするぜ。よろしくな。
ジョシュ

ガタツキが抑えられるという事ですので、楽しみに6週間待ちたいと思います。そして安全性には問題なさそうですので、これまで同様とことん使い倒したいと思います。


Really Right Stuffのmacro150は価格がかなり高いので、価格に見合った性能かどうか?は微妙です。それを言うならアルカスイスもKIRKもHejnarPHOTOもどれもこれも高すぎるのですが、それらの中でもRRSは特に高いです。

私は使ったことがないのですがSUNWAYFOTOのマクロフォーカシングレールですと8100円、Leofotoだと18300円くらいで販売されています。このくらいの価格であれば良いよなぁと思いますが、SUNWAYFOTOのレビューを読むと買うのをちょっと躊躇いますね…。

Really Right Stuff macro 150 RRS

もうこの見た目が格好いいから欲しい!と思った方には超おすすめです。

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!

コメント

  1. […] 昨日記事で追記した縦方向での微動時に起こる操作音も、かなり軽減されてKIRKの操作音と変わらないレベルになりました。 […]

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