先日「B&Hでカメラ機材を買ってみよう!」という記事を書いていた時に、うっかりポチってしまったKIRKのLRP-3が到着しました。
マクロレールとして利用する方が多いと思いますが、パノラマ撮影のノーダルプレートとして、またはビデオ雲台やジンバル雲台に装着する時バランス調整用ベースとしても有効なアクセサリーです。
まずはデュアルクランプ。こういうクランプってRRSなど他社からも出ていましたが、後発であるKIRKがどんな風に仕上げてきたか気になっていました。
早速くるっと裏返してみました。
なんだ、下側が小型クランプ「QRC-1SQ」というだけか。ちょっぴり目新しさを期待していただけに残念。
上側のクランプは多分「QRC-2.6SB」。水準器のない2.6インチのレンチ内蔵タイプです。ネジを外すと、クランプの方向を変えることができます。
もちろん取り外すことも可能です。
クランプの底には正方形のホゾがあり、小型クランプの底にはそのホゾがぴったり収まる溝があります。
底の話しついでにプレートの底にも触れておきます。底面中央にMAGPUL社のQD(Quick Disconnect)システムに対応するステンレス製のQDソケットが設けられ、ワンタッチでMAGPUL製スリング等の着脱が可能です。
果たしてマクロレールにカメラを装着したままQDを使うか?と聞かれたら個人的には「う〜ん」ですが。
プレートの側面には目盛りがレーザー刻印されています。しかしパノラマ撮影で使う場合に正確なNPPに合わせるのは結構大変です。
なぜなら下側クランプの上面にしかセンターマークがないので、側面からはセッティングできないからです。
大型水準器が搭載されています。個体差はあるかもしれませんが精度は悪くないです。
製品の感想としては、プレートの大胆な肉抜きが格好良く、特にロゴのプレートが埋め込まれた部分がクールです。改善してほしい点がひとつ。下側クランプの側面にセンターマークを刻印してほしいです。
この刻印があるだけでプレートの目盛り合わせが簡単になりますので、ここだけで良いのでマイナーチェンジしてほしいです。
スペック
本体:6061-T6アルミ合金製
表面処理:硬質アルマイト・ブラックサテン仕上げ
重さ:約306g
プレート長さ:約190mm
ネジ穴:1/4-20(細ネジ)1箇所
小ネジ穴:#4-40inネジ 2箇所
クランプ幅:約66mm
工具:5/32in六角レンチ内蔵
生産国:アメリカ合衆国
価格:$148



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