ついにKirk Photoから「Z 70-200mm f/2.8 VR S」専用レンズフット(以下、三脚座)が届きました!まずは外観とスペックなどを見ていきましょう。
外観
Nikon純正の三脚座との比較です。
こう見るとサイズが全然違いますね。Nikonも純正でアルカスイス互換を採用して、サイズもこれくらいにしてほしいですね。
スペック
長さ: 109mm / 高さ:3.1cm / 重量: 99g / 価格:$90
販売:Kirk Photo(まだB&Hでの取り扱いなし)
- ダブテールデザイン:ダブル
- 仕上げ: ブラックとサテンシルバーのアルマイト
- 材質: 6061-T6アルミニウム
- 追加の取り付け穴:2箇所(1/4-20、3/8-16)
- QD システム:有り、材質:ステンレス鋼(業界標準のクイックディスコネクトシステム)
- 滑落防止ネジ: 有り
- 三脚座を取り付けた状態で、レンズフードを逆にして保管可能か:可能
組み合わせると便利なアクセサリー
望遠レンズサポーター「LS-1」とセット購入すると$20offです(2020/10/04時点)。

さすが専用設計だけあってピッタリです。
KIRKのサイトの画像と見比べると少し短かい気がするので、もしかするとKIRKのサンプル画像に装着されているのはLS-2かもしれません。ただ三脚座を握る時にスペースが広いほうが持ちやすいので、LS-1の方が良いと思います。
製品レビュー
まず三脚座を交換する時の滑らかさは素晴らしいの一言です。もしかしたら純正の三脚座よりも滑らかかも…。
次に収納性。三脚座を付けた状態でもレンズフードを逆にして取り付けることができます。LS-1は三脚座の底に付け替えて、サポートを逆付けすれば省スペースで収納できます。
三脚座がボディ側にも少し長くなっているため、ジンバル雲台やビデオ雲台のバランス調整がしやすいです。特にテレコン使用時はこの1cmの延長がかなり重要になります。
Really Right Stuff(以下RRS)のレバークランプとの互換性もバッチリでした。多少の個体差はあると思うので、100%大丈夫とは言えませんが、少なくとも私の持っている6個のクランプすべてで互換性が確認できました。
剛性はさすがKIRKという感じでしっかりしています。置いた時の安定感も良く、純正三脚座とは安心感が違います。特にテレコン装着時の安定感は感動ものです。

※画像はKIRK LP-70の商品ページより
QDシステムを搭載していますので、専用のアクセサリーを装着可能です。
長さがそこそこありますので、手で持つ時に握りやすいです。エッジの処理も滑らかですから、長く持ち歩いても苦になりません。
1/4インチネジ穴の他に、3/8インチネジ穴も空いていますから、一脚にそのままネジ止めすることも可能です。雲台を介さず一脚直付けというユーザーにもお勧めです。
気になった点
三脚座の後ろの延長部分の長さはあと1cmくらい長かったら良かったと思いました。ジンバル雲台やビデオ雲台などでテレコンを装着してバランスを調整しようとすると、どうしても前方に重心位置がズレてしまうため、下のような位置で固定することになります。
しかし将来、大きなボディが発売されたり、バッテリーグリップを装着した時に、長くしたことで干渉してしまう可能性があります。先々のことを考えると仕方がないのかもしれません。
あとはアルマイトの仕上げはRRSの方が綺麗だなと思います。機能とは関係ありませんが所有満足度を高めるためにも今後改善に期待。
ライバルの動向
RRSからも同等の製品が発売(プレオーダー中)されており、ようやく昨日画像も公開されました。

※画像はRRS LCF-21商品ページより
RRS好きの方はそちらもチェックしてみてください。
その他のメーカーからは特に今のところ発売のアナウンスはされていませんが、そのうちMarkinsは出してくるかもしれません。そしていずれは安価な中国メーカー製の製品がAmazonに並ぶ日がくるでしょう。
動画
まとめ
さて、今回購入したKIRKの三脚座は、デザイン・剛性・機能性・拡張性・互換性・価格すべての面で、高評価を付けられる良い製品でした。Z70-200mmF2.8VRSというレンズが非常に優れており、長く戦っていけると思いますので、この投資は決して高くないと思います。
アルカスイス互換ユーザーに超お勧めの三脚座です!


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