ちょっと前の記事でもさらっと書きましたが洗剤などの詰替の撮影って結構難しいのです。
ライティングが難しいというのもあるのですが「形が崩れやすく安定しない」というのが一番の理由だと思います。まず一枚普通に撮影してみましょう。
もう撮影しなくても結果が見えたという感じですね。
中身が液体ですから、どうしても下に溜まってしまうのです。なので詰替は寝かせて撮影するのが基本です。
この時、真横にするのではなく、上のように少し斜めに傾けます。そして詰替の上部を下に向けると形が安定しやすいです。背景紙はグレーがもっとも光の反射の影響を受けにくいです。
これで完璧か!?と言えばそうではありません。詰替のそそぎ口の部分や端が折れ曲がってしまうことがあります。
そんな時はひっつき虫です。ひっつき虫は画鋲を使わずにポスターを貼ったり、小物の固定ができるコクヨのソフト粘着剤です。これを折れ曲りやすい部分の裏側に貼り付けて撮影台に貼り付ける訳です。
詰替は底の形状が安定しないことがあるので、ひっつき虫を詰め込んで形を整えます。
切り抜いて並べて比較してみましょう。
いかがでしょうか?ライティングが良い加減なのは目を瞑ってもらうとして、形が同じ被写体とは思えないくらい良くなったことがお分りいただけると思います。また形が整うことでハイライトも綺麗な形に出ます。
他にもひっつき虫はブツ撮りに便利な使い方があります。
このように不安定な角度に被写体をおきたい場合や
自立できない被写体を撮影する場合などにも有効です。
とても安くて便利なのでぜひ持っておいてほしいブツ撮りアクセサリーのひとつです。
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