アルカスイス d4 C1Cubeの「GP」に付いてるリングの不満を何とかする方法

ARCA-SWISSのギア雲台「C-1 Cube」「d4ギア」にはそれぞれ末尾に【GP】が付く最上位モデルがあります。

※画像はKPIより

このGPというのはGeared Panの略で、ギア駆動するパン機能が付いている事を意味しています。

このGPという機能自体はとても気に入っているのですが、一点とてもストレスを感じる部分があります。それは上画像の「回転リング」と記載した部分。

このリングは基本的にはクランプと連動しており、ギアパンノブを回すとパン方向へクランプと一緒に回転リングも回ります。

リングは固定されている訳ではなく、ユーザーが任意の位置に回すことが可能です。半固定という感じです。

これによりパノラマ撮影時に、最初に回転リングの白い線を目盛の0位置に合わせておけば、いま現在何度パンしたのか、が一見して分かるため撮影に集中できます。

このように便利な活用方法がある一方、リングが固定されていないため、たまに引っかかって上手く回らない時があります。特にパン方向の反転操作時に顕著です。

「正確なパノラマ撮影」が目的の機能なのに、その正確性が怪しいという、何ともARCA-SWISSらしくない設計となっているのです。

リングを固定する

正確性に難がある機能を使うくらいなら機能を止めた方がマシ。と思う人はリングを固定してしまいましょう。

とは言え接着剤でガッチリ止めてしまうと後悔しそうなので、いつでも元に戻せるように剥がせる接着剤を使う必要があります。

今回使用した接着剤は「エーモン はがせるシリコン粘着剤 1690

この接着剤は固まると綺麗に剥がせるソフトタイプです。なるべく目立たない位置に接着しました。

この通り、クランプを載せるとまったく接着した部分が分からなくなります。

接着したことによりリングを任意の位置に回すことは出来なくなりましたが、正確にクランプに連動して回るようになりました。

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※ARCA-SWISS社は頻繁にマイナーチェンジすることで有名ですので、もしかしたら現在は改善されているかもしれません。最近購入したよって方がいらっしゃいましたら、ご報告いただければ幸いです。

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haku
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