なぜ被写体に周囲のものが写り込むのか?

よくネットオークションやフリマサイトを見ていましたら、出品者の撮影している姿や、室内の様子が商品にばっちり写り込んでしまっていることがあります。

こういう写真です。よくありますよね?これはなぜでしょうか?

答えはすごく当たり前のことなんですが【部屋が明るい】からです。ですから単純に部屋を暗くしてストロボを使用すれば改善します。

このようにかなり写り込みが消えました。しかしそれでも少し写り込みが残っています。この原因はストロボの光が【被写体だけではなく周囲も照らしてしまっているから】です。

特に真上からのトップライティングをあまり被写体から離してしまう(上にあげてしまう)と、部屋全体に光が回ってしまい激しい写り込みが発生してしまいます。これでは部屋の照明を消した意味がありません。

またストロボの光量を変えても、露出アンダーになるだけで、一見消えたように見えますが、後でLightroomなどで適正露出に持ち上げた時に、ふたたび写り込みが姿を現します。

ではどうすれば改善するのか?

繰り返しますが、ストロボの光が周囲を照らし、その照らされた物が写り込んでいます。

ならば周囲の物を【ストロボの光が届かない(影響がない)場所まで移動させれば良いのです。

なるべく被写体の写り込みを避けるテクニックまとめ

  1. 部屋を暗くすること
  2. ストロボは被写体のみに当たるようにセットすること
  3. 被写体の周囲に物を置かないこと

以上の3つを心がけることで写り込みをかなり抑えることができます。ただし鏡面の被写体の場合はこれだけでは写り込みを消すのは難しいと思いますので、また別の機会にご紹介したいと思います。

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haku
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