カメラとクイックシュープレートは【適切な締め付け力】で固定する必要があります。
それはなぜか?
締め付けが弱すぎるとプレートが緩んでしまう可能性があり、強すぎるとカメラ底の三脚ネジ穴を壊してしまう可能性があるからです。
弱すぎず強すぎない最適な締め付け力を、当ブログでは2.25N・m〜2.7N・mとしています。
この数値の根拠に関して知りたい方はこちらの記事をお読みください。

今回は何も考えずにネジを締めるだけで最適な締め付け力でクイックシュープレートを装着する方法をご紹介したいと思います。
クイックシュー固定にちょうど良いトルクアダプター
その工具とはアネックス(兼古製作所)の「トルクアダプター ATA-M5」です。

締め付けトルクが決まっていて 2.6N・m の締め付けに達すると「カチッ!」という音とともに、それ以上締め付けられないように空転してくれます。
もしかしてカメラにクイックシューを固定するために作ったんじゃないの?と疑っちゃうようなアイテムです。
このトルクアダプターにビットとハンドルを組み合わせると、何も考えずにネジを締めるだけで最適な締め付け力でクイックシュープレートを装着できるという訳です。

操作方法としては、本当に上のようにただネジが締まる方向(時計回り)に回すだけ。カチッと鳴ったら締め付け完了です。
注意点としましては、このトルクアダプターで締め付けたネジに関しては、トルクアダプターで緩めても問題ありませんが、そうではない場合(例えば2.6N・m以上の強いトルクで締め付けられているネジ)は絶対に緩める工具として使用してはいけません。
トルクアダプターは精密機器です。
面倒臭いからと言って間違った使用方法を行うと、故障したり、精度が悪くなる可能性があるので注意しましょう。
私はAmazonで購入しました。2280円とまぁまぁしますが、高価なカメラに対する保険と考えれば良い投資ではないかと思います。
ANEXのトルクアダプター、おすすめです。

使用するビットは品質の良いものを
ビットは100均などでも手に入りますが、ビットこそ値段で品質に差が出ますので、あまり安物を買ってほしくないというのが本音です。
きちんとしたメーカーのビットの使用をおすすめします。

私が使用しているビット用ハンドル
締めるだけですのでビット差し替え式のドライバーでも問題ありません。
しかしL型の方が力を入れやすいのは間違いない事実です。
私が使っているのは「リンクス LYNX キーネスト KEENEST KEN-BT」というビットレンチです。
![リンクス LYNX キーネスト KEENEST KEN-BT [ビットレンチ Bending tool]](https://arcarrsgitzo.com/wp-content/uploads/2022/10/DSC_6996-scaled.jpg)
ビットの脱着はマグネット式で、長さもちょうど良く仕上げも綺麗。ヨドバシカメラで1000円くらいで購入したと記憶しています。
反対側も使えますから、固く締まったネジを緩める際は、トルクアダプターからビットを差し替えて使用できます。便利!

またこの状態ですと、カメラバッグに入れて持ち運ぶのはちょっと…。と思われるかもしれませんが

このように差し替えれば細長いスティック状に変身しますので、ちょっとした隙間に入れられるのではないかと思います。

※注意 改造しました
ここからはいつもの私の悪い病気です。
ご紹介はしますが推奨している訳ではありませんので、興味のある方だけお読みください。
私のような使用方法では、ANEXのトルクアダプターが段付きビットというところが唯一の欠点でした。(あくまでも私の使用環境下で。です)

なので下の画像のようにくびれの部分をカットしました。

さらに欲を言いますと、私の持っているたくさんのビットも段付きではなくショートビットです。

せっかくならこの子たちを使いたいんです!
そんな訳でビット取り付け側には「グルースティック」を溶かし入れ、ちょうどショートビットの溝がトルクアダプターのボールロックに位置が合うように埋めました。

カットしてしまった事でストッパーが機能しなくなったため、使うハンドルの種類によってはトルクアダプターが簡単に抜けてしまうようになってしまいました。
その対策としてハンドルのロック位置に合わせてリューターで溝を切りました。

改造はこれで完成です。これで手締めする場合でも扱いやすい長さになりました。

しかしこんなに改造しちゃって、締め付けトルクへの影響があるのでは?と心配される方もいっらしゃるでしょう。
そこでKTCのトルクルで締め付けトルクを計測してみました。

15回ほど計測してみましたが、計測結果はまったく問題なしでした。これで安心して使用できます。


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