三脚の脚にステッカーが貼ってあるのって格好いいですよね。私もステッカーが大好きなので、ベタベタと貼っています。
ステッカー好きが嵩じてステッカー製作を依頼したり、カッティングステッカー用の機械を導入して、自作したりもしています。
でもGitzoとかRRSの三脚ってお高いじゃないですか。
頑張って働いて少ないお小遣いの中から頑張って買った大切な三脚が、ステッカーを貼る(剥がす)ことによって、見すぼらしくなったら悲し過ぎます。
はたして、ステッカーを綺麗に剥がせるのか?剥がした三脚にステッカー跡は付かないのか?について1ヶ月前に貼ったステッカーを、実際に剥がして検証したいと思います。
Husky三脚(アルミ合金製)の場合
貼ったステッカーは全部で4種類。
①Nikon純正ステッカー
②カッティングステッカー
③自作ステッカー(フィルム素材)
④自作ステッカー(ユポ紙素材)
まず何となく大丈夫そうなアルミ合金製の脚から試してみましょう。では早速①から順に剥がしていきます。
まったく糊跡が残らず綺麗に剥がれました。というより、剥がす前からすでに端っこが少し剥がれて浮いている状態でした。貼る時にきちんと脱脂をしていなかったからかもしれません。
次に②のカッティングステッカー
これは過去に何度も剥がしたことがあるので大丈夫なことは分かっています。たまに糊跡が残ることもありますが、無水エタノールなどで拭き取ればあっという間に綺麗になります。
次に③のフィルム素材のステッカー。
こちらも貼ってあった位置が分からないくらい綺麗に剥がれました。Nikonのステッカーと違って剥がれもありませんでした。アルミ合金製の三脚に貼るには最高なステッカー素材かもしれません。
最後、④のユポ紙素材のステッカー
…盛大に糊跡が残ってしまいました。
無水エタノールで拭き取ると、上のように綺麗になりましたが、糊跡を除去するのに2〜3分かかりました。とは言え、やたらめったら剥がすものではありませんから「剥がす時ちょっと面倒臭いけど、貼っても大丈夫」と結論付けたいと思います。
Really Right Stuff三脚(カーボン製)の場合
さて、次はRRSのカーボン三脚です。カッティングステッカーに関しては何度も貼ったことがありますし、剥がしたこともあります。これまでトラブルはなかったので、今回は省略させていただきます。試すのは次の3種類。
①Nikon純正ステッカー
②自作ステッカー(フィルム素材)
③自作ステッカー(ユポ紙素材)
まずは①から
こちらは端の剥がれもなく綺麗に貼られていました。やっぱりHuskyの脚はきちんと脱脂ができていなかっただけかも。そしてこちらも綺麗に剥がせました。
次に②のフィルム素材のステッカー。
こちらもアルミ合金製の時と同様、綺麗に剥がせました。懸念していたカーボンの色むらも大丈夫でした。
最後、③のユポ紙素材のステッカー
おっとっと、やっぱり糊跡がくっ付いてます。ここでヒートガンの登場です。
ドライヤーの温風でも代用可能です。軽く熱して剥がすとめちゃくちゃ軽く剥がせました。糊跡が残るのは一緒ですが、熱してから無水アルコールで拭いた場合、熱さなかった時と比べて簡単に除去できました。
こちらも、どこに貼っていたのか分からないくらい綺麗に剥がすことができました。
まとめ
という訳で検証の結果、Husky三脚・RRS三脚、どちらも綺麗に貼れて綺麗に剥がせることが分かりました。
ただこの1ヶ月間検証は屋内常温放置での検証結果ですので、実際に使用していた場合の結果とは結果が異なる可能性があります。日焼けなどの影響により、色むらが発生する可能性もあります。
今回の検証では問題点は見つかりませんでしたが、メーカーによってアルミもカーボンも素材は様々です。もしかしたらGitzoのカーボンの場合は、また違った結果となる場合もあります。
もっと年月が経過することで、問題が出てくる可能性もあります。
それでもステッカーを貼ることによって格好良くなりますし、愛着も増します。多くの三脚が立ち並ぶ中、自分の三脚を見つけやすくなるというメリットもあります。
あくまでも自己責任となりますが、ぜひ格好いいステッカーを貼って、自分らしい三脚に仕上げてください!
※カッティングステッカーはステカSV-8を使用しています。↓↓↓↓
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