改めて三脚の基部(雲台取り付け部分)の止めネジを確認してみようという話し

質問者
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「雲台の取り付け方がわかりません!」困っています。手元に機材が揃い、いざ雲台を取り付けよう!というときに、付け方がよくわかりませんでした。 三脚側の細いネジに雲台のネジ穴を合わせ、雲台をクルクルと回して取り付けるのが正しい方法でしょうか。 あまりにも不安定で雲台が傾いたりして、ゴリッという音もしてネジ山がダメになってしまうのではないかと恐ろしいです。 これは私の付け方が間違っているのだろう、と思い至った次第です。とても初歩的なことで笑われてしまうかもしれませんが、初めて三脚と雲台を手にした人は、雲台と三脚を安全に接続する方法について不安に思うこともあるのでは?と思うのです。 もしよかったら、雲台の取り外し方ではなく、正しい取り付け方をブログでご教授いただけないでしょうか。

よろしくお願いいたします(*´-`)

 

というようなご質問が届きました。

最初この質問を読んだ時にうまく理解できませんでした。メッセージのやり取りを交わすうちに、写真をいただいてようやく状況が飲み込めました。

再現するとこんな感じです。最初から空転防止用の止めネジが、少し台座から出っ張っていたらしく、雲台を回し入れても台座よりも先に止めネジに当たってしまい、最後まで回らない上に、ガリッといってしまいそうでどうしたら良いか分からない…。ということでした。

なるほど。確かに初めて三脚を買われたのであれば、分からないかもしれません。すぐにメッセージで伝えたので問題は解決しましたが、そういえば私も初心者のころ、これに気付かずにガリッと雲台の底を傷つけたなぁと染み染み思い出しました。

解決方法としては六角レンチを使って反対側(裏側)からネジを引っ込めてやるだけで良いのですが、その単純な解決法ゆえ、ググっても回答が得られないという訳です。

Really Right StuffのTVCのアッパーディスクは、エンドフックが付いているとネジ自体が見えなくなっているので、初心者の方じゃなくても分からないかもしれませんね。

大抵は非常に単純な構造になっているので、落ち着いて観察するとネジが現れることが多いです。ネジが現れたら付属の工具(大抵は六角レンチかマイナスレンチ)を使って反時計回りに回して引っ込めてください。

緩めすぎると紛失のリスクが高まりますので、もし止めネジを利用しないのであれば、外してしまって仕舞っておいた方が良いと思います。


さて今回は初心者の方ならでは、というご質問でしたが、笑っていられるのは今のうちかもしれません。

なぜなら振動などで気付かずにネジが回っていて、いつの間にかネジが出ていたり、あるいはすでに外れて紛失している可能性もあるからです。

うっかりガリッといってしまって、雲台を傷つけてしまう前に出っ張っていないか、または引っ込みすぎて外れそうになっていないか、みなさまもこの機会に一度確認してみてくださいね。

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!
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