Kickstarterのプロジェクトで話題を集めた「The Top Shelf – Super-Fast, All-Access Camera Bag」がついに昨日届きました!
一時、インスタでは偽物のCMがバンバン流れてたので、記憶に残ってる方も多いのではないでしょうか?
さてこのバッグ、ご存じない方は細々と説明するよりもこちらの動画を見てもらった方が早いです。
いやーなかなか良さそうですよね。1.1秒でアクセスっていうのは大げさかなって思ってますが、レンズ交換が安定してできるなら、非常に魅力的です。
では早速見ていきましょう!
製品概要・特徴
デザインはとってもシンプルです。目立ちませんが部分的にブラックの迷彩柄になっています。プロジェクトページではあったはずのストラップが2本無くなっていますね。
特に使い道は無さそうですので別に良いですが…。
内部。これが初期の仕切りです。それにしても仕切りが多いです。これ全部使ったら絶対にカメラもレンズも入らなさそうです。
しかしこの初期設定、Nikon Z(フルサイズ)マウントではとっても使いにくい。
まずボディが入らないし、レンズもちょっと大きいものだと入りません。(画像はZ MC105mm)
この金具が移動できないことも不自由度を高めます。
仕方がないので全部仕切りを外して仕切り直したのですが、これがなかなか上手くいきません。その理由は仕切りの中途半端な長さです。長すぎるか短すぎるか極端すぎて、どうしようもありません。大量に入れるよりも長さの種類を増やしてほしかったです。
もう綺麗に仕切るのは諦めました。見た目は悪いですが良しとしましょう。
左上に入っている物はレインカバーです。
至って普通のレインカバーです。スペースを取るだけですので、使うことはないと思います。
そこかしこにファスナーがあります。
天地のファスナーは三脚取り付け用のストラップと脚受けポケットが入っています。鬼のように狭いので出しにくく、戻しにくいです。もう私は出しっ放しにしてます。
多いのはファスナーだけではなく、ポケットも多い。
まずは前面(背面?)の2箇所のポケット。うっすい物しか入りません。
前面のサイド側。3箇所のポケットがありますが、何となく使えそうなのはノートPCかタブレットを入れるくらいでしょう。
バッグのサイズは思っていたよりも小さかったです。
特に高さ。LプレートをつけたZ7がピッタリという感じです。それ自体は問題ないのですが、縁の部分はご覧の通りファインダーよりも低くなっています。この縁の低さが初期設定の仕切りで、かなりパッキングに苦労した原因です。
サイドアクセスもできますが、初期設定ありきで考えてあるため、カスタマイズするとほぼ使い道がありません。それ以前にZマウントのほとんどのSレンズが引っかかって上手く出し入れできません。
使用感
ちょっとした動画を撮りましたので、ご興味のある方はご覧ください。
まず最大のセールスポイントである「1.1秒でアクセスできる」という事ですが、可能は可能です。しかし、スリングバッグは基本的に肩にブラブラさせて掛けて歩くバッグではないように思います。
もっと身体に密着させて歩くと思うので、それだとベルトを緩めるために多少時間を要しますので1.1秒は不可能です。ただし素早くアクセスできるという点は嘘ではありませんし、プッシュボタンは操作しやすく、ロックの安心感もあります。ちゃちな作りだとは感じません。
私が一番気になっていた機能は、バッグを腰のあたりで安定して水平にできるということです。それが本当であれば、もう濡れた地面や埃だらけの床にバッグを置く必要はありません!
そしてそれは本当でした。肩への負担は多少ありますが、非常に安定しており、安心してレンズ交換ができます。
蓋を閉めればしっかりとしたテーブルとなり、ノートPCを操作することも可能です。推奨はしませんが、ちょっと手を離すくらいであれば、まったく不安は感じません。
〜追記〜実際に持ち出してみた
後日、撮影に持ち出してみました。
三脚を装着したままでは重すぎて、片側だけのベルトでは肩に負担がかかります。三脚を装着している間はリュックスタイルで移動しました。
三脚を手に持ち替えていざスリングバッグスタイルに。
使ってみるとこれがなかなか良い。特にレンズ交換やフィルター脱着がとても楽でした。
気になるのが調整用のベルトがブラブラ長すぎるところ。カットする訳にもいかないので、何か対策を考えた方が良さそうです。
評価
先日届いたばかりですので、評価としての信頼度は低めです。話半分くらいでお読みください。
まずカメラバッグとしての完成度はそんなに高くありません。APS-Cの小型ミラーレスなら問題ないかもしれませんが、フルサイズF2.8通しのズームレンズなどを入れるには、かなり窮屈です。
その最大の原因は仕切りのダメさにあります。もう少し自由度の高い仕切りが付いていたら、また評価が変わったように思います。
サイドアクセスは致命的で、はっきり言って使わないので付いてなくても良かったです。
ポケットも数を減らしても良いので、使い勝手の良い深さの物にしてほしかったです。
リュック/スリングバッグ。ふたつのスタイルで使えるという点は良く考えられていると思います。実際に使ってみないと何とも言えませんが、使いやすいのではないかと予想してます。
内部へのアクセスのしやすさと、水平にしたときの安定感は予想を超えていました。第一印象はとても良いです。
一般販売されるかどうか知りませんが、サイズのラインナップが増えて仕切り問題が改善されれば、結構売れるのではないかと思います。


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