Really Right Stuff Macro 150 vs. KIRK FR-2

ようやくReallyRightStuffのマクロフォーカシングレール「Macro 150」の交換品が届きました。

【購入者必見】Really Right Stuff Macro 150の交換が始まったようです

なかなか良い製品に仕上がったと思いますので、私がマクロレール史上最高と思っているKIRK「FR-2」と比較してみようと思います。※現行機は「FR-3」になっています。

左がKIRK「FR-2」、右がReallyRightStuff「Macro 150」

サイズ・重量

全長はKIRK「FR-2」が約22cm、RRS「Macro 150」が約20.5cmです。数値では1.5cmほどの違いしかありませんが、実際に見るともっと差があるように感じます。

高さはFR-2は57mm、Macro 150は35mmです。こちらは22mmとかなり差があります。

写真は逆になっちゃいましたがFR-2は653g、Macro 150は427g。重さは226g差あります。

サイズ・重さの比較では圧倒的にRRSのMacro 150の方が軽量コンパクトでした。屋外に持ち出すならMacro 150を推したいと思います。

各ノブの操作性

●メイン操作である微動ノブの操作性は、どちらも軽い力で操作できますが、より滑らかで安定しているのはFR-2です。Macro 150の操作性には、固い部分・軽い部分と少しムラがあります。

●次に粗動ノブ。こちらも軽快に動かせるのはFR-2で、粗動ノブを解除して縦方向に向けると自重で降りてきます。Macro 150は、粗動ノブを解除しても手で動かさない限り絶対に動きません。

●クランプのノブ。FR-2はねじ式で、Macro 150はレバー式です。いずれも選ぶことはできません。

KIRK FR-2にある特徴

クランプに付属している六角レンチを使ってクランプを脱着し、任意の方向に変更ができます。
これにより、前後方向だけではなく、左右方向の微動も可能となり表現の幅が広がります。

Macro 150にある特徴

微動ノブの片側にはマイクロメーターが搭載されています。
この機能により、正確に位置合わせをすることができます。特定のピント位置に戻りたい場合などに重宝します。

価格

FR-2は現在廃番となってしまったため、FR-3と比較します。国内価格は52800円、海外通販の場合ですと$320。対してRRSのMacro 150は$360。$40も安い上にB&Hでの取り扱いがFR-2しかないため、送料を含めた価格差は実に約$82。この差はちょっと大きいですね。
RRSの直販はもう少し送料を見直してくれれば良いのですが…。

Macro 150の不具合は改善したの?

初期ロットで問題とされたガタつきですが、検証してみたところほぼほぼ克服しているように感じます。

縦方向の操作時に見られたガタつきも修正されていました。

さて、どっちを買うべき!?

RRSのMacro 150がようやく互角に戦えるようになりました。実力は均衡しており、安易に優劣をつけるのは難しいと言うのが本音です。

まず文中にも書きましたが、屋外で使う用途が多い方はRRSのMacro 150が良いと思います。軽いは正義ですし、バッグのスペースも節約できます。

反対にほぼ屋内使用という方であればKIRKのFR-2が良いのではないかと思います。縦横の構図変更はノブ式の方が快適です。価格面も節約できます。

すでに持っていて、追加で買うならリニューアルされたFR-3かなぁと、個人的には思っています。

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haku
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