TFA-01ウルトラポケットポッド 使用7年後のレビュー

ミニ三脚。テーブル三脚。ベビー三脚。

ただ小さいというだけで、なぜこうも胸が高まるのでしょうか?
その中でも特に私が気に入って7年間も使い続けているReallyRightStuffのミニ三脚「TFA-01ウルトラポケットポッド」をご紹介したいと思います。

RRS-TFA-01

高さは約12cm。重さは実測で129g。組み合わせている雲台はReallyRightStuffのBC-18マイクロボール。

開脚角度は3段階で調整可能となっています。BC-18のクランプのカメラ固定台までの高さは、約155mm、約119mm、約72mm。

RRS-TFA-01

標準で付いているネジは1/4止めネジ(写真中央の銀色の細いストレートのネジ)です。3/8”のアクセサリーで使う場合は変換アダプターなどが必要です。写真中央の片側1/4、反対側3/8になっている特殊な変換ネジがKIRKやRRSから販売されています。

スタジオJin 【KIRK】1/4-3/8ダブルスタッド

使用感

この三脚の素晴らしい点は非常にスリムである事です。バッグのちょっとした隙間に収納できますし、私はミステリーランチの2DAY ASSAULTのMOLLEに取り付けて携行しています。

荷物の容量の都合でトラベル三脚を持っていく余裕がない場合でも、この三脚なら持っていくことができます。

でもこんなに小さな三脚だとフルサイズ機は無理よね?メインはスマホとか(笑)?

いえいえフルサイズ機に大三元レンズ、さらにテレコンを付けたって余裕です!

テーブルなど少し高さのある台の上に置いて撮影したり、足元からグラウンドレベルで撮影するなど、工夫をこらせばこれ一本で様々な撮影状況に対応することが可能です。

ただしバランスを崩すと倒れやすいので、なるべく三脚の中心と重量バランスの中心が離れすぎないよう注意してセッティングするよう心がけましょう。

メンテナンス

石突ゴムは消耗品です。2017年時点で問い合わせた時は3個交換で4,320円(税込)で銀一で修理対応可能でしたが、7年も経っていますので価格は変動していると思いますし、そもそも現在も対応しているかどうか分かりません。気になる方は下記ページからお問い合わせください。
GIN-ICHI REPAIR STUDIO

TFA-01ウルトラポケットポッドの開脚ネジの調整方法

Really Right Stuffのミニ三脚「TFA-01ウルトラポケットポッド」の開脚ネジの調整方法と、調整に必要な工具は次のとおりです。

必要な工具: ヘックスローブレンチ(トルクスレンチ)T10  2本必要です
HAKUおすすめ工具:PB SWISS TOOLS L型ヘクスローブレンチ 410-10OR

下のようにネジ穴にレンチを挟んで回し、ネジを開け閉めし、あなたの好みの固さに調整してください。

左右でトルクス穴の深さが異なります。下の通り、脚を挟んで左側のネジ穴が深く、右側が浅くなっています。

浅い方にレンチを押しつけてネジが共回りしないように抑え、深い方のボルトを回して調整すると、トルクス穴を傷めにくいです。

きっちり数値で管理したい!という方は0.9N·mくらいが丁度良い開脚固さだと個人的に思います。

まとめ

ミニ三脚って決してメイン三脚ではなく、三脚を立てにくいシーンでもっとも活躍する三脚ではないかと思います。
そういったシーンでひっそり立てたものの、カメラを装着したらお辞儀しちゃったら最悪です。
携行性が高く、設置スペースが狭く、性能が良い。三拍子揃ったRRSのTFA-01 ウルトラポケットこそ最高のミニ三脚である。

7年間使用した現在でもそう私は思っています。

Amazon 商品ページ:ウルトラポケットポッド TFA-01

メーカーカタログ(銀一): https://www.ginichi.co.jp/wp-content/uploads/2017/02/RRS2018_WEB.pdf

ReallyRightStuff 商品ページ:TFA-01 Pocket Tripod

bc-18

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こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!
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