GITZO ミニトラベラー GKTBB テーブル三脚 レビュー

今回ご紹介するのはGitzoのミニトラベラー三脚です。購入したのは2月初旬、約2ヶ月前です。

価格は国内実勢価格25,000円前後と、ミニ三脚としては高価格帯です。Really Right Stuffのミニ三脚ならBC-18とのセットで国内実勢価格40,000円前後ですから、Gitzoというブランドから考えたら、さほど高い製品とは言えないと思います。(麻痺)

さてでは、詳細を見ていきましょう。

付属品・箱

マグネット内臓の凝った化粧箱です。付属品は専用のトルクスレンチとネジ変換アダプターとマニュアル。

外観

Gitzoらしい上品なカーボンファイバーの脚が格好可愛いですね。

ミニ三脚という大きなカテゴリーの中ではこれまでもカーボン製はありました。グラウンドレベル撮影を目的としたミニ三脚であれば、RRSのバーサGシリーズやLeofotoやFotoproから販売されていますね。しかし純粋なテーブルトップ三脚としては脚がカーボン製というのは珍しいと思います。もしかしたら初めてかもしれません。

雲台はハンドルやノブが見当たらないスマートな形状です。その点以外は普通の自由雲台という感じです。

背面。こちらにはロック⇆アンロックのアイコンがプリントされているだけの、非常にシンプルなデザインです。

スペック

重量 265 g
素材 アルミ
最大耐荷重 3 kg
最低高 12.5 cm
全伸高 17.5 cm
格納高 22 cm
雲台タイプ ボール雲台
脚段数 1
ベース側直径 40 mm
コーナーガンバ 50°, 75°
最上部ネジ 1/4”
センターポール無し
フリクションコントロール無し
ティルト -90° / +40°
最高使用温度 70
最低使用温度 -30
クイックリリース無し

操作方法

脚は、新開発 ”Pull & Fix” 開脚角度セレクターにより、脚を引っぱることで開脚角度の切替ができます。私もこの三脚で一番の注目点でした。段数が一段しかないミニ三脚だからこそ、こういった操作が便利だと感じました。

脚の先端にはグリップ性と耐久性に優れたゴムを使用しています。 雲台はアルカスイスP0を連想させるリングロック方式で、ノブなどの突起物が無く、雲台下部のゴムリングを回すことでボールのロックと解除ができます。

90度傾けられるように、ステム(首)を入れる溝が一箇所ありますので、縦位置撮影にも対応します。

本体底にあるトルクスネジを緩めることで雲台を外し、他の雲台を装着することもできます。ただし中には空転防止ネジがあるので、それを外す必要があります。

Really Right Stuffとの比較

サイズ・重量とも共通点が多いので、すでにReally Right Stuffのミニ三脚を持っている方には必要ありません。

どちらのデザインが好みか。で決めてしまってもいいと思います。そもそもですがミニ三脚に3万も4万も出すのはどうか?という疑問まで浮かんできました。使用頻度がそう高くないならもっと安い中国製のもので良いかもしれません。

短所

デザインが格好良く、コンパクトで持ち運びに便利な三脚ですが、改善してほしい部分が2点あります。

まず自社でアルカスイス互換のシステムを持っているのに、クイックリリースシステムを採用しなかったことです。ネジ式が悪いとは言いませんが、選択肢を用意してほしかったですね。また取り付け台座に厚めのゴムが貼られているのもいただけません。ちょっと重い機材だと緩みや微ブレが心配になります。このゴムがあるせいで、クランプなどを付けようという気も削がれます。

そして何より気に入らないのが雲台がパンできないこと。このおかげでステム(首)を90度傾ける溝の位置を変えることができません。このため重い機材で大きな角度で見上げた時に、重心がもっとも弱い方向にかかってしまい、結果転倒などの可能性が高まります。一応下のネジを緩めることで雲台の取り外しができますので、一番都合の良い位置に固定し直せば良いのですが、そうすると中にある空転防止ネジを外さなくてはならず、同時に空転のリスクを追うことになります。

動画

GITZO ジッツオ Mini Traveler ミニトラベラー ブラック GKTBBテーブル三脚

まとめ

購入後2ヶ月も記事を書かずに放置していたことが、私の中で盛り上がりに欠けた製品だったという証拠だと思います。特に使い所がないので、私は手放そうと思います。ただ三脚としての品質は良く、デザインも良いのでGitzoファン・マニアの人には超おすすめです。ぜひ次はアルカスイス互換クランプバージョンを出してほしいです。

The following two tabs change content below.
haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!

コメント

  1. 太田 より:

    いつもハクさんの機材ブログを楽しみ拝見させてもらっているものです。
    今回のブログには関係ないことなのですがRRSの三脚についてお聞きしたいことがありコメントさせてもらいました。
    現在、RRSのTVC-34LのFIXED APEXを使用していましてこれをVERSA APEXに変更したくてRRSのホームページを見てたんですけどTVC-4シリーズをVERSA APEXに変更するキットしか見つからずTVC-4シリーズ以外はFIXED APEXからVERSA APEXに変更できないんですかね?
    もしわかるようでしたらお願いします。

    • haku haku より:

      太田様

      現在の販売ラインナップの中にはVERSAに変更するキットの販売はありません。それと4はそもそもfixedは無いので、なぜVERSAの部品単体販売があるのか謎です。
      もしかしたらRRSにメールで問い合わせれば、部品販売としてくれるかもしれません。

  2. 太田 より:

    返信ありがとうございます。
    VERSEに変更できるものは売ってないんですね。
    情報ありがとうございます。
    がんばって英訳して問い合わせてみます。

    • haku haku より:

      太田様、価格も大差ないですし普通に売ってくれれば良いのですが、何故かラインナップに無いのですよね。。また詳細が分かったら教えてくださると幸いです。

  3. 太田 より:

    以前アドバイスを頂きRRSの方に問い合わせてみたら、VERSEに変更するキットを今製造していて今年中に発売するという旨の回答が来ました。
    製造しているってことはやはり自分と同じような問い合わせがあるということですかね。

    • haku haku より:

      太田様、こんばんは。情報ありがとうございます!問い合わせ多いのでしょうね。私も欲しくなってきました。

タイトルとURLをコピーしました