挟み物はクニペックスが有名ですが、snap-onの挟み物もなかなか良いものが多いです。
中でも「HJ46ACF」6″フランクジョープライヤーは個人的に気に入っている工具です。
プライヤーなのに、7mmから25mmまで(インチなら1/4〜1″)の六角ボルト/ナットを脱着できる汎用ツールです。
この緩やかなアールの部分が、ボルト/ナットの一面に接触し、力がかかる形状に設計されています。
リベット留め3ポジションスリップジョイントを調整することで、適切なサイズのボルト/ナットをガッチリと掴むことができます。
![snap-on HJ46ACF](https://arcarrsgitzo.com/wp-content/uploads/2022/07/DSC_6402-scaled.jpg)
8mmのナットで試した場合。
![snap-on HJ46ACF](https://arcarrsgitzo.com/wp-content/uploads/2022/07/DSC_6401-scaled.jpg)
11mmのナットで試した場合。
力を緩めるとハンドルが開くので、次の面に掛け直ししなくても、角度を戻すだけで送ることができます。
使用してみると分かりますが、ハンドルが力が加わる方向に厚みがあるので、多少力を入れて回しても、撓みを感じることがありません。
合金含有量の多い特別な冷間鍛造鋼から製造されたという説明を聞いたことがありますので、それも影響しているのかもしれませんね。
さて、そんな便利な機能ですが、メガネやスパナと比較しますと、結構傷が入ります。
メーカーは「なめらかなフランクジョーがボルトナットに損傷を与えないという利点があります」と説明されていましたが、期待しすぎるとガッカリするかもしれません。
クッショングリップハンドルはやや安っぽいですが、非常に柔らかいので強く握った時に手に掛かる負担を軽減してくれます。
めちゃくちゃ力を入れられるという訳ではありませんが、ハスキー三脚の脚の開脚の固さを調整する程度であれば、まったく問題なく締め上げることができました。
回転方向に矢印があり、矢印の方向にボルトを回すことができます。この表示があるのがとても便利です。
鋸歯状ダイヤモンドジョウがグリップ力を高めます。
実際に掴んでみると分かりますが、他社製品のプライヤーと比較してもかなり強いと感じました。
アメリカ本国価格は $50.25 ですが、日本での取り扱いがないようで、Amazonや楽天に並行輸入品すらありません。
バンセールスであれば取り扱っている方がいらっしゃると思うので、どうしても欲しい方は聞いてみると良いと思います。
![](https://arcarrsgitzo.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_7765-160x90.jpg)
今回はボルト/ナットを回せるプライヤーという一風変わった工具を紹介しました。
プライヤーを一本持っておきたい。
でも滅多に使う機会がないし、どうせなら多機能なものが良い!
という方にぜひお勧めしたい一丁です。
![haku](https://arcarrsgitzo.com/wp-content/uploads/2018/05/スクリーンショット-2018-05-17-13.20.21.jpg)
![haku](https://arcarrsgitzo.com/wp-content/uploads/2018/05/スクリーンショット-2018-05-17-13.20.21.jpg)
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