SmallRig という中国のメーカーの製品がなかなか良いと聞いたので、うーん中国メーカーなぁと思いながらも、Z6用のLプレートがReally Right Stuffより早く発表されたため予約してみることにしました。
このタイミングではReally Right Stuffはまだ予約中で製品は出ておらず、KIRKとマーキンスからはデザインは発表されていましたが、いずれとも異なる形状でしたので、パクリではないという点で購入しても良いかなと思いました。また先行予約は少し安く手に入るというのも決め手となりました。
製品の型を取ったような安易なコピー製品では無いとは言え、ほぼReally Right Stuffの過去の製品の焼き直しと言う感じです。
ボディ底面の穴を利用して空転防止としているため、ネジを止めればガッチリと固定できます。ただ縦位置プレートがボディに接しておらず、可動式のため、縦構図時の剛性はちょっと不安です。
デザインはソニーα7用のReally Right StuffのLプレートに似ていますが、Really Right Stuffほど精巧にボディの形状と合わせて作られていません。
もともとZシリーズはそこそこグリップが大きいボディですので、このプレートを付けることによって、小指余り問題はほとんどの方が解消するでしょう。
バッテリー室の形状に合わせて空洞になっていますので、普通にバッテリー交換が可能となっています。
ケーブル端子にアクセスするだけなら、プレートをズラす必要がありません。
縦構図でケーブルを使う場合はプレートをズラす必要があります。
先日買ったFTZ用のLプレート、Markinsの「LN-FZ」との干渉は特にありませんでした。
干渉するどころかRRSのMPR-CL IIやMPR-CLのように厚みが薄いタイプのクランプであれば装着も可能です。
ただし、というかやっぱり欠点があります。それも大きな欠点です。
プレートの端の処理が斜めの切り込みになっているのです。斜めになっている部分はクランプで挟むことができません。無理に挟むとクランプとプレートを傷つけてしまいます。最悪、故障の可能性もあります。そのため通常の幅(60mmくらい)のクランプだと、センターに合わせることが出来ません。これは致命的な欠陥です。何でこんな設計にしたのか…。
と言う訳で、お使いのクランプが40mm程度の短いものなら良いですが、そうでなければあまりお勧めはできません。特に80mm以上のロングタイプだと装着のたびに注意しないと、クランプとプレートをガリッと傷付けてしまいます。
価格はそこそこ安いですがお世辞にも丁寧な作りと言う訳ではありません。それでも買おうと思うなら、ある程度妥協して使う覚悟が必要です。
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