品質と汎用性が高いレベリングベース
一般的な三脚で使用可能
三脚で正確に水平を合わせなくても、レベリングベースを導入すれば簡単に水平を合わせられます。機能としてはReally Right StuffのTA-2-LBとほとんど一緒ですが、TA-2-LBが三脚組み込み式に対して、ユニバーサルレベリングベース TA-Uは三脚ネジで取り付けるタイプで一般的な三脚で使用可能です。
アルカスイス互換クランプに変更できる
購入時にオプションで、上部の雲台取り付けはネジか、アルカスイス互換クランプを選択できます。
操作は至ってシンプル
操作は至ってシンプルで中程にあるシルバーのハンドルを回して固定⇄解除を行います。固定は右方向ですので問題ないのですが、解除が左方向に回すため、解除する時にレベリングベース自体が回ってしまいます。それを回避するために1/4インチ止めネジを利用して空転を防止します。
空転防止機能が止めネジ式
この仕組みは上の画像のように三脚のベースが傷ついてしまうため、個人的には好きではありません。
ワンオフスペーサーでちょっと快適に
快適に使用するために、スペーサーをワンオフ製作しました。設計は自分で行い、制作はきりいた.comに依頼しました。
黒アルマイト処理は友人のみくろうさんにお願いしました。みくろうさん、ありがとうございました!
サイズ・カラーともに完璧です。これで空転の心配から開放されました。
その他の注意点
その他に注意点としましては、ロックが固く、解除に結構力が必要な事と、緩む時は一気に緩むのできちんと機材を持って解除しないと機材の転倒事故に繋がる可能性があります。フリクションコントロール機能は付いていません。
固定力はハーフボール型の物よりも強固です。また大きな力が掛かって、ズレることはあっても、固定自体が解除されません。
まとめ
デザイン的にも秀逸で、不満はあるものの、システマティック型以外の三脚でレベリングベースを使う場合は、これ以上の物はなかなか見つかりません。
ただしある程度、ハーフボール型に比べて腰高になってしまうため、ブレには弱いことは間違いありません。望遠になればなるほど、その影響は大きくなりますので、ジンバル雲台用のレベリングベースとして運用するなら、システマティック三脚とハーフボール型のレベリングベースをお勧めします。


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