結局のところどれが一番良いの!?レベリングベース編

先日以下の問い合わせがありましたので、早速ブログのネタにさせていただきます!

質問者
質問者

現在、風景写真、特に星景写真に力を入れており、最近はポタ赤を使っての撮影も増えてきました。
現在の三脚はGITZO GT4552GTS、SKY TRACKER、D810A、レンズ最大約1,5㎏といった機材構成で撮影しています。

そこでレベラー(EZ-LEVELER-Ⅱ)の耐荷重の不安があり、雲台交換の煩わしさもあり、この二点が非常に気になり出し、レベラーを交換しようかと悩んでおります。

候補としては
・RRS TA-U
・RRS TA-3(どちらもレバークランプ仕様)

ハクさんの動画を拝見しているとTA-U,TA-3 それぞれ一長一短あり、なかなか決めきれずにいます。

ははぁ、なるほど。私のどれこれも褒めてしまう性格が、逆に不鮮明な情報になり質問者さまを迷わせてしまったようです。これは申し訳ないですね。では今回は質問者様への回答した内容と共に、なぜ私が優柔不断なレビューをしてしまうのか?についても書きたいと思います。

結局どれも一長一短

色々な種類のレベリングベースがありますが、割と良いと思うものがいくつかあります。

  • ReallyRightStuff TA-3
  • ReallyRightStuff TA-U
  • Acratech レベリングベース
  • ノーダルニンジャ EZ Leveler II

私が使ってきた中で、使えるなと感じた製品が以上4つです。しかし「これがベスト!」という製品を選べない、優柔不断になってしまう理由があります。

  • ReallyRightStuff TA-3…操作性普通、固定力 弱ブレ 強
  • ReallyRightStuff TA-U…操作性 悪、固定力 普通、ブレ 普通
  • Acratech レベリングベース…操作性普通、固定力 普通、ブレ 普通
  • ノーダルニンジャ EZ Leveler II…操作性 良、固定力 強、ブレ 弱

と、このように全体的に普通の自由雲台型を無難に選ぶか、固定力を犠牲にしてブレの強さを取るか、はたまたブレの弱さよりも正確無比な操作性を重視するか?という選択に迫られます。

レベリングベースが必要な条件

さて早急に答えを出す前に、まずどんなシーンでレベリングベースが必要なのか考えてみましょう。

  1. パノラマ撮影をするとき(パノラマ機材をセッティングするとき)
  2. ビデオ撮影をするとき(ビデオ雲台をセッティングするとき)
  3. ポータブル赤道儀(以下、ポタ赤)を載せたいとき
  4. ジンバル雲台を使うとき
  5. 見た目を格好良くしたいとき

以上、5つがレベリングベースが必要な条件だと思います。5は特に重要ですね。レベリングベースを使うということは、さらに上にある機材の水平が崩れたら困るから。ということになります。

その「さらに上にある機材」がレベリングベース選びにおいて重要になってきます。

さらに上にある機材の重さ

パノラマ撮影の場合はただのパンニングクランプだけなら非常に軽量です。しかしマルチロウパノラマ撮影を目的とした、パノラマ専用機材ですとかなりの重量になります。ビデオ雲台も軽いものから重いものまで様々です。ポタ赤になるとかなり大掛かりな機材構成となりますし、ジンバル雲台は重さ自体はそこまで重くなくても慣性の法則を考慮する必要があります。つまりポタ赤とジンバル雲台の場合は何を差し置いても「ブレの強さ」で選ぶことをお勧めします。今回の質問者さまの場合もこれに該当します。

さらに上にある機材構成

上に乗る機材構成が複雑になればなるほど、ブレへの影響が懸念されます。ポータブル赤道儀などは撮影の特性まで含めると、非常にブレに弱い機材構成と言えます。ジンバル雲台も機材の構造上のブレやすさの問題があります。反対にビデオ雲台の場合は構造上のブレの弱さは少ないため、そこまで神経質になる必要はありません。パノラマ雲台に関してもよほど条件が悪くない限りは合成して繋いでしまうため、そこまで微妙なブレやズレに関してシビアに考える必要はないと思います。ビデオ雲台とパノラマ雲台で使用したい場合は、機材が軽ければノーダルニンジャのEZ Leveler II、重い場合は自由雲台型(ReallyRightStuff TA-Uか、Acratech レベリングベース)をお勧めします

まとめ

という訳で、今回の質問者さまの場合、もっともお勧めのレベリングベースは「ReallyRightStuffのTA-3」となります。ハンドルはショートよりも普通の長さの方が操作しやすいです。エンドフックが付いているとバッグなどを吊るして転倒防止対策やブレ対策ができるのでオプションで選ばれても良いと思います。もちろんグラウンドレベルに近い地面すれすれの位置にセッティングしたい場合はショートハンドルを選んでください。

RRS TA-3

皆様もお使いの機材を考慮して素敵なレベリングベースを選んでください。参考になりましたら幸いです。ではではー

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!

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