ストロボメーカーNissinが本気で作ったライトスタンド「LS-50C」をレビューします。
世界初のカーボンスタンド、コンパクト、超軽量
脚はトラベル三脚でおなじみの反転式です。世界初のカーボンスタンドで重量がわずか575gと非常に軽量に仕上がっています。また縮長も48.5cmとコンパクトで可搬性を重視した製品と言えます。
ソフトボックスにも入っちゃう
この通りソフトボックスの中にもスッポリと入ってしまうので、持ち歩きには重宝します。LS-50C自体にはケースが付属していないので、お持ちのソフトボックスのケースをご確認ください。
1本のみ角度可変機構搭載
この製品の最大の売りは何と言っても「3本のうち1本の脚に角度可変機構搭載」している事でしょう。これにより不整地や傾斜地でも安定したセッティングが可能になります。
水準器が付いていない…
LS-50Cには水準器が付いてないため「角度が変えられる」というその革新的な機能が逆に仇となり、真っすぐ立てるのが非常に難しくなってしまいました。その対策として選んだのはManfrotto 032SPL [オートポール用水準器]です。
結構大きいですが、LS-50Cに付けても、さほど気になるサイズではありません。ゴムを引っぱり伸ばしてボール部分を引っ掛けるだけの単純な構造です。水準器の精度はそこそこですが、ライトスタンドを真っすぐ立てるには十分です。価格もリーズナブルでLS-50Cを使っている方にはかなりオススメです。
商品ページ:Manfrotto オートポールスピリットレベル 032SPL
細部も納得の仕上がり
回転式ロックリングを採用
三脚や一脚と同じような回転式ロックリングが採用されており、軽い力でしっかりと固定・解除できます。
ダボの雄ねじは3/8インチと1/4インチ、どちらも使える
ダボの雄ねじは3/8インチと1/4インチ、両方互換性を持たせているのも嬉しいところ。
グリップホルダーが付属
パワーパックやウェイトなどをセンターポールに固定するために使用できる、マジックテープ式のグリップホルダーが付属しています。ただあまり使い勝手が良くないので、私は使っていません。
実際に使ってみた感想
メーカー発表の最大荷重は1.5kgですが、バランス用のウエイトバッグを含めて1.5kg以上載せても、特に問題なさそうでした。そこそこ丈夫に出来ているなという感想です。立てた時の最低高が48.5cm、最大高は2mと大抵の撮影では必要十分な高さ範囲をカバーしています。
むしろなぜこの程度の製品がこれまで無かったのかの方が疑問ですが、ともかく使える製品が出てきた事は嬉しいことです。価格は税込13,860円とそこそこしますが、屋外でライトスタンドを使われるという方には特にお勧めします!


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