【カメラレビュー】Nikon Z6II 購入しました。Z6Ⅱは買い換える価値はあるか?ちょっとだけ触ってみた感想

まったく買う予定もつもりも無かったんですよ。本当に。

それなのに「キタムラのトクトク交換にZ6を出したら差額10万円くらいでZ6II買えんじゃね?」という悪魔からの囁きを受けまして「あー下取りってこれまで試したことがなかったけど、そういう手もあるのかぁ」なんてウッカリ調べてしまったのが運の尽きでした。

キタムラのトクトク交換価格での下取り価格はなんと132200円。差し引き金額は109360円。え、これ買えんじゃね?

ただしZ6IIの発売の2週間くらい前に下取り機を送らないといけないみたいです。私は仕事のメイン機が別なので良いのですが、他にボディを持っていないという方は、2週間は結構長いので注意が必要ですね。あと、新旧の比較ができないのもブロガーとして悩みどころではあります。

タイミングが悪いことに、今回はZ14-24mmF2.8Sの到着と被ってしまったため、どうしても確かめたいことがあり、数時間だけ友人にZ5をお借りするために走ったことも、今となっては良い思い出です。

ともあれトクトク交換にチャレンジするのも良い経験。これもブログのネタになるので良しとしましょう。

ちなみに私はそんなに荒っぽく扱っていませんし、仕事でも使ってないので、そこまで悪い状態ではないですが、それでもそれなりにの使用感があります。グリップの皮巻き(ゴム巻き?)もやや毛羽立ち始めています。

キタムラ トクトク交換

外観の状態を5段階評価するならば「3」くらいでしょうか?付属品はすべて揃っていますが本当に132200円の下取りはされるのか?ちょっと不安に思いつつも手続きを進めました。

さて、10/23に受け取った箱にZ6を梱包し、10/26に発送しました。送料は着払いですので本当に1円もかかりません。10/27に「Z6を受け取ったよ」というメールが届きましたが、査定に2週間くらいかかるそう。2週間って発売日に間に合わないのでは?

査定が間に合わなくてもZ6IIは届くとの事です。これ査定額に納得出来ない場合はどうなるのでしょう?ともあれ11/6の夜にトクトク交換成立のメールが届きました。どうやら無事条件を満たしたようです。

キタムラのトクトク交換の詳細ページ

という訳で前置きが長くなってしまいましたが、本編に移りたいと思います。さてさていよいよ本日11月6日、私の元にやってきたNikon Z6IIくん、ちょっとだけご紹介します。

外観

nikon Z6ii Z6Ⅱ Z62

nikon Z6ii Z6Ⅱ Z62

ほとんどZ6から変わってないですし、画像はネットの海に大量に漂ってそうですから、表裏2枚だけ掲載しておきます。

Z6用のLプレートを流用できるのか?

ボディサイズがZ5と全く一緒で、純正グリップZ-GR1に互換性があるという事をNikonの公式から聞いていたので、おそらくサードパーティ製品のZ6/Z7用のLブラケットも流用できるだろうと予想してました。SmallRigも中の人に確認してもらったところ大丈夫だそうです。私が持っている2つも早速試してみましょう。

nikon Z6ii Z6Ⅱ Z62 RRS Really Right Stuff Lブラケット Lプレート

※Really Right StuffのBZ7を装着したところ

まずはReally Right Stuff。何となくアクセサリーターミナルが狭いように感じましたが、初代ユーザーに確認していただいたところ気のせいみたいです。(SASAさん、ご協力ありがとうございました!)
念のため一応Really Right Stuff社に変更がないか問い合わせしたところ回答がありました。

Really Right Stuff
Really Right Stuff

Hi,
According to the dimensions of the new Z6II, it should fit just fine. But we haven’t gotten a camera body in to test it on yet so we can’t guarantee a really right fit.
Best,

寸法状の問題は無さそうですね。それにしても実機も入手しなかったということは、当分縦グリのLブラケットの開発は無さそうです。ちょっと残念ですがそちらはKIRKに期待しましょう。

そしてここで問題発生です。何とKIRKのLブラケットが適合しません…。

ボスピン方式ではなく、ピッタリとボディの形状に合わせて作ることで剛性を高めたことが仇となったようです。肩周辺の形状が異なるため無理に装着すると傷つける可能性があるのでご注意ください。

nikon Z6ii Z6Ⅱ Z62 KIRK Lブラケット Lプレート

※KIRKのBL-ZNを装着したところ。一応装着できますが、全然合っていません。

他のメーカーのLプレートも適合するか分からないので、各メーカーにお問い合わせいただくか、アナウンスを待ちましょう。ちなみにKIRKはすでにZ6II専用のLブラケットの開発を発表しています!仕事が早い!

BL-Z7II L-bracket for Nikon Z7II Z6II Z5
KES custom designed L-bracket for Nikon Z 7II Z 6II and Z 5

液晶フィルムは?

液晶フィルムはZ6用で問題ありませんでした。私はKenkoの極を買いました。このフィルムは結構貼りやすかったです。タッチパネルの感度も良好です。耐久性は分かりませんが、品質は悪くないと思います。

Z6との違いは?良くなった点

●実際に触れてみて個人的に一番良いなぁと思ったのはモニターをチルトしている時にファインダーを指で塞いでもモニターが消えないことです。事前にネットで知っていた情報ですが、Z6使ってて一番面倒臭い仕様でしたのですごく嬉しかったです。

●それからライブビュー時の情報表示を非表示にできます。これも他機種なら当たり前の機能かもしれないんですけど、Z6では出来なかったので嬉しい。カスタムボタンのFn1に「ライブビュー情報表示の消灯」を登録しました。

●連写速度は驚くほどではありませんが、連続記録枚数アップは飛躍的です。Z6では30枚くらいで止まっていましたが、Z6IIではRAW+Fineでも100枚(※副スロットの記録をバックアップ記録にすると50枚ちょっと)以上撮っても止まりません。これは感動っ!

●地味ですがUSB給電できるようになったのも有難いアップデートですね。

●結構話題に上がってたのはダブルスロット(デュアルスロット)ですね。個人的にはXQDが使えるのが一番安心しました。もちろんダブルスロットも大歓迎です。2枚同時記録(副スロットの機能をバックアップ記録)にして「XQD刺しっぱなし&SDカード運用」すればカード刺し忘れを防げそうです。安心感が違いますね。

ようやくちゃんとしたバッテリーグリップ(MB-N11が発売されました。バッテリーグリップは自分にはそんなに必要ないので買いませんでした。が、気にはなってますので、いつか買うかもしれません。

いまいち実感できなかった点

●グリップの握り心地が良くなったとネットで読んで楽しみにしてましたが、これに関しては、あまり実感できませんでした。そもそも私は普段三脚に載せて撮影することが多いので、あんまりグリップ握ってないからかも。

●暗所に強くなったと聞いていたのですが、ちょっと合焦スピードが早くなったかな?という感じで、驚くほどではありませんでした。初代Z6も優秀でしたので、悪いというわけではありません。

Z6での不満点は解決しているか

AFの食いつき…あまりネットでは言及されていなかったので気になっていたの試してみました。止まっている被写体に関してはあまり変わっていないような気がします。動きものだと変化があるかもしれません。

再生表示のスピード…これもほとんど変わってないですね。

Z6からZ6IIに乗り換える価値はある?

nikon Z6ii Z6Ⅱ Z62

正直まだ分かりません。でも触ってすぐに「買い換えて良かった!」という感想には至っていません。モニターをチルトしている時にファインダーを指で塞いでもモニターが消えないことと、デュアルスロットは喜ばしいことですが、ただちに買い換えに繋がるかと言えば正直微妙です。

とは言え、2年も使ったZ6はそろそろ「くたびれてきた」というユーザーは多いでしょう。そのZ6を下取りに出して10万円ほどで新品のボディに変わるなら安いような気もします。

明日は土曜日ですし、久しぶりにお仕事もありません。朝からたっぷり撮影に行ってきたいと思います。

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haku
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