三脚とカメラをどう持ち歩くか?この難問にひとつの案を出そうと思う 〜 その② 〜

三脚とカメラをどう持ち歩くか?この難問にひとつの案を出そうと思う を公開した後で

ハク
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もっと汎用性を考えるならば、QDスイベルの代わりにアルカスイス互換のクランプとプレートを付けた方が良いのかもしれません。

と思うようになりました。追記では長くなりそうなので別記事に分ける事にしました。

まずは余っているアルカスイス互換プレートを改造してQDソケットを取り付けます。

改造というほど大袈裟なものでは無く、穴を空けて、タップで雌ネジを切って、RRSの三脚専用のQDソケットの金具をネジ止めしただけのお手軽カスタムです。

元は大昔に購入した安物の汎用プレートですが、アルマイトを剥がしたら何故かめちゃくちゃ格好良くなりました。

QDソケット内臓クランプはRRSとKIRKから発売されていて、どちらも持っています。

※各画像はメーカー商品ページより

kirk qrc-1qd

ReallyRightStuffのB2-FABN-MICROはノブが細すぎて操作しにくかったので、今回はKIRKのQRC-1QDを使います。

kirk qrc-1qd

本来ネジ穴の部分がQDのソケットになっており、クランプの裏側から脱着することができます。

プレートとクランプを取り付けて、床にバッグを置いてみました。ガンガン床にぶつかりますので、プレートやクランプが傷つくのが嫌な方にはお勧めしません。

カメラストラップの使用感

カメラストラップとして使用する際の撮影する使用感は、QD式と比較して差はほとんど感じませんでした。

カメラをストラップから脱着する場合は、クランプごとQDで脱着できますので、QD式と比較して差はほとんど感じませんでした。

カメラを三脚に装着したい場合はクランプを外す必要がありますので、ノブをくるくる回すのは大変時間がかかりますし、特に取り付け時に手間取った印象です。

次はメリット。クランプ式のメリットは何と言っても汎用性が高いことでしょう。

たとえば私はNikon Z6Ⅱの他に、Z50とZ7も持っているのですが、そのふたつのボディに付けているLブラケットにはQDソケットが搭載されていません。

そのため、この2機種を持って出かける場合にはQD式のストラップシステムを利用できませんでしたが、クランプ式だと3機種どのカメラを持ち出しても使用できます。

つまりアルカスイス互換プレートならどなたでもご利用できます。

三脚ストラップの使用感

三脚を装着してみたところ、懸念したほど重くも邪魔にもなりませんでした。

プレート式の良いところは雲台の位置が取り付け位置より上にならないという点ですね。思わぬ事故があった時でも顔へのダメージは低そうです。

プレート式もクランプ式同様に汎用性が高いです。QDソケットを搭載した三脚なんて、一般的には激レアですから、圧倒的に導入のハードルが下がったと言えそうです。

しかしアルカスイス互換プレートとクランプの互換性には相性問題があります。特にReallyRightStuffのレバークランプをお使いの方は取り付けるプレートとの互換性に注意が必要です。

動画

今回のクランププレート式カメラ三脚ストラップシステムの簡単な使い方については、下の動画をご覧いただいた方が分かりやすいと思います。

まとめ

QD式に対応できる方はQDの方がはるかに脱着がスピーディです。
しかし今回の汎用性を高めたシステムも、使用感は当初の予想より遥かに良かったです。

むしろ三脚ストラップの安全面ではQD式よりもプレート式の方が上回っており「カメラストラップはQD式・三脚ストラップはプレート式」といったハイブリッドがベスト。という可能性も出てきました。

数ヶ月間、試行錯誤したのちに改めて結果報告をしたいと思います。

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