ジンバル雲台マニアックス

ジンバル雲台とは

ジンバル雲台は、主に望遠レンズを軽快に操作するために特化した雲台です。

ジンバル雲台(Gimbal Head)は、1つの軸を中心として機材を回転させる雲台です。観光地や高層ビルに設置されている大きな望遠鏡が子どもでも軽く操作できるのは、ジンバル雲台と同じシステムが採用されているからです。

私の記憶が正しければ、KIRKのキングコブラという製品が世界初のジンバル雲台だったと思います。数年前まではウィンバリーヘッドが最もシェアを誇っていましたが、現在はあらゆるメーカーが参入し、混沌としています。

さほど歴史が古くないジンバル雲台ですが、ここ数年で一気に製品が増えてきており、2017年11月にはあのGitzoから「GHFG1」が登場し、大きな話題になりました。

GHFG1

※ヨドバシ梅田にて撮影

カウンターバランスを必要としない構造で、指一本の力だけで上下左右、自由自在に被写体を追うことができる、望遠好きには魔法の雲台です。またバランスを合わせれば、どんな機材でも、どの角度でもピタリと静止させることができます。構造上、固定力不足によるレンズのお辞儀もありません。多くのメーカーではアルカスイス互換のシステムとなっており、汎用性が高いのも良いところです。

兼ねてより野鳥撮影家に愛されてきた雲台ですが、最近の製品はパノラマ雲台やビデオ雲台としての機能も備わってきたため、多くのカメラマンの人気を得始めています。

使っている者の感想としては、望遠撮影の常識が変わります。ぜひ、皆さまもジンバル沼に一歩、脚を踏み入れてみてください!

ジンバル雲台紹介

以下、私が使った事がある製品を紹介していきたいと思います。

ウィンバリー WH-200

さて、まずジンバル雲台を語る上で「ウィンバリーヘッド WH-200」を避けては通れません。

wh-200

どの方向にも抵抗なく角度変更が可能で、指一本の力だけで上下左右、自由自在に被写体を追うことができます。各部、非常に高精度のボールベアリング内蔵で、ガタつきは一切ありません。操作性は軽めでパンの動きが特に滑らかです。クランプ以外は分解できない仕様ですので、可搬性は良くありません。

カスタムブラケット CBジンバル

カスタムブラケットの「CBジンバル」は衝撃的でした。

Custom Brackets

分解できるジンバル雲台としては、おそらく世界初のジンバル雲台でした。しかもフリクションコントロール付きで高精度なボールベアリングが搭載されていますから、操作性は抜群。ただ製品自体の剛性・強度は若干ウィンバリーヘッドに劣っており、重過ぎる重量も欠点でした。またレンズの光軸が三脚のセンターからズレてしまうのも惜しいところです。

KIRK(KES) G1

KIRKが満を持して発表した「G1」も素晴らしい製品です。

KIRK G1

フリクションコントロール搭載で、分解できて、剛性が高く、ポーチ工具付きと至れり尽くせり。無骨過ぎるデザインが好きになれるかどうか。価格もそこまで高くなく(このスペックとしては…という意味です)もっともオススメできます。

Really Right Stuff PG-02

Really Right Stuffの「PG-02」はジンバルだけではなく、パノラマ雲台としても使える意欲作です。

PG-02

最初から適度なフリクションが掛かっており、非常に操作しやすいです。分解できるのもGood! そしてこの雲台はパノラマ撮影に特化しており、本格的なマルチロウパノラマ撮影が可能です。最近リニューアルし、若干操作性が変わりました。

ReallyRightStuff FG-02

PG-02の上位機種「FG-02」は油圧式ですので本格的なビデオ雲台としても活用出来ます。

FG-02

全部入りのジンバル雲台の最高峰。デザインが恐ろしくクールです。金額も恐ろしく、価格に納得できる方にだけオススメします。

中華製激安ジンバル雲台 型番不明

最後に安い中華製ジンバル雲台も試してみました。

触って一瞬で分かるほど頼りなさ過ぎて、恐怖で一度も機材をセットする事もできないまま、ヤフオク放出となりました。安物買いの何とやら。大切な機材を載せるのですから、やはりある程度しっかりした物を選ぶ事をお勧めします。

まとめ

さてこのようにジンバル雲台は価格に比例して機能や剛性が良くなっていくという印象を受けました。私の中ではジンバル雲台のみならKIRKのG1、パノラマ撮影にも使いたいならReallyRightStuffのPG-02が満足度が高い製品だと思いました。参考になりましたら幸いです。ではではー

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!

コメント

  1. 爺夢 より:

    確かに中国製は何かと不安が付き纏うのは事実、しかし多くの内には仲々確りしたのが有るのも又事実なのに一言で片付けるのは余りの偏見だろう。
    具体的にどれが良かったかは敢えて書かないけれど、RRSやSachtlerやManfrrotにも結構問題点が有り、手放しで誉める訳には行かないし、価格の問題も少しは考慮すべきでは無いかな。

    • haku haku より:

      爺夢さん、はじめまして。私はこれまで中国製品をすべて駄目と決めつけて書いたことはありませんし、RRS製品だからという理由で褒めたこともありません。欠点はきちんと書いてきたつもりです。一体どの文章を切り取られたのでしょうか?それなのにご自身は具体的にどの製品がRRSやKIRKと比較してどこが優れているかも書かないのでは、ただの嫌味のコメントとしか受け取れません。また初めて会話をしようという人間に対して、敬語でコメントすることもできないような方の仰ることを私は信用できません。これは年齢の問題ではありません。きちんと節度とマナーを守ったコメント投稿をお願いします。次にまともなコメントをくださらない場合はスパムとみなし、お返事も公開も致しません。よろしくお願いします。

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