ASCEND-14が発売されてからしばらく経ったある日、いつものようにReally Right Stuffのサイトをチェックしたところ、PG-01が新製品として更新されていました。
PG-01はトラベラー向けの超軽量化を実現したパノ・ジンバルヘッドです。単列と多重列、両方のパノラマの撮影に適しています。
かなり前からある製品でしたので「リニューアルかな?」と思って確認してみたところ、なんとASCEND-14-BH専用のベースバージョンが発売されるとのこと。
しばらくは様子見していたのですが、ついに画像が公開されました。

※画像はReally Right Stuff PG-01の製品ページより
私がPG-01をこれまで避けてきた理由がベースのロックやレベリングベースでしたので、とうとう避ける理由がなくなってしまいました。逝きま〜す!

ずっとクローゼットに仕舞われて出番がなかったOPTECHのXLARGEネオプレンポーチがついに日の目を浴びます。残しておいて良かった。
スペック
それではまずスペックから見ていきましょう。
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ASCENDベース版 PG-01 Pro
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| 高さ | 15.1cm |
| 長さ | 16.9cm |
| 幅 | 7.6cm |
| 重量 | 380g |
| 耐荷重 | 3.6kg |
小型機材向けで、フルフレームミラーレス&70-200mm F/2.8までの機材が推奨されています。
5/32″六角レンチ用の格納スロットがあります。

六角レンチは、クランプの脱着や、カメラプレートの脱着に使用できるので、着いているととても便利です。
セットアップ
ASCENDベースバージョンは、パン機能やレベリング機能を備えておらず、RRS Ascend-14-BHで使用するように設計されています。
しかしダブテールを備えていますので、アルカスイス互換の雲台やレベリングベースなどと組み合わせることも可能です。

※装着例:Novoflexのトリオバランスに直接セットアップ。
それではセッティングします。
①ASCEND-14-BHにPG-01のベースを取り付けます。

この時、クランプのセンターとベースのセンターを合わせて固定します。

②バーティカル(垂直)アームをベースに固定します。

③バーティカルアームのクランプにノーダルスライドプレートを装着します。

④カメラを装着します。この時、クランプのセンターとカメラのセンター(イメージセンサーの中心)を合わせて固定します。

⑤バーティカルアームをスライドさせて、レンズ(センサー)の中心とベースの中心の1/4”ネジ穴を合わせます。

液晶モニターやファインダーで確認しながらセンターを合わせます。

⑥ノーダルスライドプレートをスライドさせて、NPP(ノーパララックスポイント)にセッティングしたらセットアップ完成です。

ギャラリー




動画
メンテナンス
メンテナンスは非常に簡単です。操作ノブを緩めるだけで完全に分解できます。古いグリースを清掃ののち、摩擦面をグリースアップすればメンテナンス完了です。

使用環境によりますが2〜3年に一度で良いと思います。

クランプ部分はノブの動きに違和感を感じた時に、テネシャスオイルをオイルアップすれば良いと思います。テネシャスオイルは取扱店が少なく、ネットでもあまり販売していないので入手し辛いのが難点です。
フィルウッド取扱店:https://weareopen.jp/dealer/
クランプのオイルアップに関してはこの記事をご覧ください。
Really Right Stuff レバークランプ メンテナンス
個人的に注目点はミニダブテール
ベースとアームのダブテール、ミニアルカスイス規格ともいうべき部分。実はこれ…

まさかのARCA-SWISS fix互換!まじかよ。

計測すると0.5mmほどの誤差しかありませんでした。これ絶対に意識してますよね。
まぁARCA-SWISS 純正fixクランプには滑落防止ピンが付いてるので、実際には装着できないのですけど。
ファーストインプレッション
まだ届いたばかりですので評価は差し控えさせていただきますが、第一印象は悪くないです。
とにかく軽い。実測396g、プレート込みでも489gですから、普通の雲台と変わらない感覚でパノ・ジンバル雲台を運用できるというのは魅力的です。
アルマイトの仕上げ、角の滑らかさや質感がとても良く、高級感が漂います。
私はミニクランプとノーダルスライドプレートを持っていたので、価格は$152でした。もし同じ構成で揃える場合は$312です。この価格設定はRRSでは割と良心的ではないかと思います。
販売ページ→https://www.reallyrightstuff.com/pg-01
アームの細さに起因する弱さは感じます。フルサイズ&70-200mmf2.8まで使えると謳ってしますが、実際どこまで使えるか使ってみないと何とも言えません。
唯一の操作ノブである固定ノブは少し固めです。ここがもう少し軽くロック/アンロックできれば良かったと思います。
PG-01Proは「持って出かけたい!」と思わせてくれる第一印象でした。

〜追記〜
夙川に夜桜の撮影に行ってきました。

まずは単列5枚合成。

次は2列8枚合成。ブレもなく綺麗に繋がっていますね。

無風に近かったので、風がある時のデータが取れたら、また追記したいと思います。
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