「スーパークランプ」は、Uフックやトレーシングペーパーポールを装着できる、スタジオ現場では必須のアクセサリーです。
今回はこのスーパークランプにRRSのレバークランプを合体させて便利に使う方法をご紹介したいと思います。
スーパークランプが有名なメーカーはManfrottoとトキスター。
かなり使い込んで傷だらけですが、このように見た目では判別が難しいほど似ています。
どちらのメーカーも5年以上使っていますが、耐久性や使い勝手など、特に違いは感じません。
私自身、ロゴを確認しないとどちらか分かりませんし、いつもどっちを使っているか気にしてません。
つもりほぼ一緒ということです。
このスーパークランプのフラットな面には3箇所ネジ穴が切ってあり、端の2箇所はM5のネジ穴となっています。
ManfrottoもトキスターもM5です。このM5ネジ穴の間隔が30mmなんですが、なんとReallyRightStuffの「B2-LR II」のネジ穴の間隔とまったく同じなんです。
このふたつはM5皿ネジを2本用意することで、がっちり組み合わせることが出来ます。
ネジの長さは15mm程度のものが丁度良いです。
で、それが一体どうした!?って思われるかもしれませんが、これが結構使えるんです。
例えば三脚の脚が広げられないような、すごく狭いスペースで撮影したい場合に、オートポールなら立てられるという場面があります。
オートポールにスーパークランプを装着し、雲台を組み合わせれば、狭小なスペースでもカメラをセッティングできます。
また、おそらく他の機材では不可能だと思われるような天井ギリギリの位置から俯瞰撮影したい場合にも、この組み合わせなら可能です。
他にはPC台の天板に噛ませてデスクでの手元の作業を撮影したり
屋外では手すりやガードレールなどに挟んで簡易三脚として使うこともあります。
ふと気付けばこの組み合わせで既に10年近く使っていて、よく考えたら10年も使い続けているアクセサリーって、そう多くないのですね。
衝撃は受けるほど便利って訳では無いけれど、さり気なく助けてくれる「地味なプロ機材」なんだと思います。
本当は最初からアルカスイス互換クランプと一体型のスーパークランプがあれば良いのですが。
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