来るべきNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S のためにリアフィルターを用意しよう!!

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは超広角ズームレンズながら、2種類のフィルターを装着可能となっています。
ひとつはバヨネットフード HB-97(付属)レンズ先端部に112mm径フィルターを装着可能です。ニコンからも純正フィルターが販売されていますね。高いですけど。

さらにレンズのマウント側には、ゼラチンフィルターなど市販のシートタイプのフィルターが簡単に装着できるフィルター枠を搭載しています。NDフィルターはこちらを使えばかなり安上がりで導入できます。
フィルターシートを四角くカットし四隅を切り落とすだけで、準備に手間取ることなく、すぐに撮影をスタートできます。

レンズが届いたらすぐに活用できるように、準備しておこうと思います。


A4用紙で等倍印刷したらぴったりのPDFを作りました。下のリンクからダウンロードして、A4用紙に印刷したらゼラチンフィルターをテープで貼り付け、カッターなどで切り取りお使いください。

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ゼラチンフィルター(と言うかトリアセテートベースですが…)は富士フイルムの光量調節フィルターを用意しました。NDフィルターとはちょっと違う号数で、慣れない方には戸惑うかもしれません。

フジ コダック ケンコー
ND-0.1 0.1
ND-0.2 0.2
ND-0.3 0.3 ND2
ND-0.4 0.4
ND-0.5 0.5
ND-0.6 0.6 ND4
ND-0.7 0.7
ND-0.8 0.8
ND-0.9 0.9 ND8
ND-1.0 1.0
ND-1.2 ND16
ND-1.5 ND32
ND-1.8 ND64
ND-2.0 2.0 ND100
ND-3.0 3.0 ND1000
ND-4.0 4.0

※表は富士フイルムの他社品対応表を引用

他にはコダックのゼラチンフィルターが有名ですね。いずれも75mm角サイズでだいたい3500円くらいです。在庫がないことが多いので、Z14-24mmf2.8の発売と同時に欲しい方は早めに購入しておきましょう。

それでは早速作っていきます。

まずはフィルターを開封し、薄紙の上からテープで貼り付けてしまいます。

次にPDFをダウンロードし、等倍で印刷します。

念のため、きちんと正確なサイズで印刷できているか定規などで測定してください。問題なければ75mm角の部分を切り取って、フィルターに貼り付けます。

破線に合わせてカッターナイフでカットしていきます。

斜めの部分はハサミの方が切り取りやすいです。フィルター1枚でたった2枚しか作れないので失敗しないように細心の注意をはらって作業してください。

完成です。指紋や埃がつかないようにさっきの薄紙で挟んで、保存しておきましょう。

注意点としては凄く指紋がつきやすいので、フィルターに触れないように作業してください。またメガネクロスなどでガシガシ拭くとあっという間に傷がつきます。汚れた場合はレンズ用のクリーニングクロスで優しく拭き取ってください。

またペラペラなのでレンズに装着する際も注意が必要です。トレシーグローブで付けるなど何らかの対策が必要です。汚れや埃も問題ですが、屋外では風にも気をつけなければいけませんね。

普通のねじ込み式レンズフィルターの方が圧倒的に楽ですが、フィルターの重ね付けを考えるとケラレに悩まされそうですから、このリアフィルターシステムは使わざるを得ないかなと思います。どこかが高品質なZ14-24F2.8用のガラス式のリアフィルターを作ってくれれば嬉しいなぁ。

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haku
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