皆さんこんにちは、Takeshiです。
今回はハクさんからご提案いただいて私の地元、愛知県半田市の彼岸花をご紹介したいと思います。
愛知県半田市の撮影ポイント
ごんの秋まつり(半田市公式HP)
愛知県半田市は新美南吉の故郷です。矢勝川は、彼の代表作である「ごんぎつね」で兵十がうなぎを捕っていた川だと言われています。
日中も綺麗なのですが、僕は風景屋なので友達と待ち合わせて早朝の5時集合で行ってきました。夏場は日の出が早いのでつらいヨ!
到着すると、東西にどこまでもどこまでも続く彼岸花。
撮影ポイントは西側の端にあるので、てくてく歩いていきます。時間にして15分ぐらい。川沿いに歩道があり、その道沿いに彼岸花が延々と続いているのはすごいですね。公式ホームページによると300万本が植えられているそうです。
巨匠 Takeshi による撮影ポイントのイラストMAPはこちら
さて、撮影ポイントに到着しました。視界一面が彼岸花の絨毯みたいになっています。とりあえずTwitterで朝活状況を投稿します。たまにこの投稿が一眼で撮った写真の投稿よりも反応が貰えるときがあって悲しいw
撮影機材
使用機材
ボディ:Nikon D610 / レンズ:TAMRON|SP15-30mmF2.8 /
雲台:ARCA-SWISS Z1+ / 三脚:Velbon Carmagne630
ちなみにアンチトリミング過激派なので水準器は絶対載せるようにしています。構図を作るときには多少トリミングしますが、水平が取れてなくてトリミングするのはなんだかとってもくやしい。D5500からD610にしてからボディ内水準器も使えるようになりましたが、なんだかずれているような気がするんですよね。
閑話休題。
朝日も差してきたので撮影しましょう。よーく見ると曇っていたおかげで天使の梯子も出ています。これは大勝利の予感。
撮影&現像
ああ…美しすぎる…雲の切れ間から光が差した瞬間に目の前の景色が一気に色づいて、光に照らされた花がざわめいているようです。彼岸花はピークを迎えるとすぐに白くなって枯れてしまうのでピークは一瞬。「生きている…俺達はいま生きているんだ!」CV:宮野真守 ざわめく彼岸花はそう叫んでいるようでした。
落ち着きましょう。
こういう時に興奮して構図を詰め切れていなかったり露出をミスっているのを家に帰ってパソコンで見て後悔することはよくあります。
個人的には花が群生している場合、前景に綺麗な咲き方をしている一輪を探してポートレートを撮るような気持ちで撮るようにすると構図が決まりやすいのではないかと思っています。
でも今回は適当な一輪が無くていまいちな感じになっていますね…もう少しハイアングルで撮ったりして追い込めば良かった。
ハーフNDとか持っていないので、ブラケットしてPhotoshopで空の部分はブレンディングしています。あまりやりすぎると不自然にしかならないので、ブラケットも彼岸花に露出を合わせた一枚と、0.7段ほど下げた一枚を撮影しています。ハイキーに仕上げたかったので、すべてをダイナミックレンジ内に収めることにこ拘らず、太陽まわりはあえて白飛びで。何事も過ぎたるは及ばずが如し。
中景部分の輝いている感じはLightroomの円形フィルターで露出+5とかすみの除去-5を範囲を変えて二回かけています。プラスでもマイナスでも使えるかすみの除去ちゃん優秀!また、朝の湿度の高さを表現したかったのでオルトンエフェクトとNikcollectionのクラシカルソフトフォーカスで、奥のほうのもやっと感を出しています。よく見るとちょっとやりすぎ感と雑さがありますね…こういうのは加減が難しいです。最後に前景、中景にハイパスフィルターを60%ぐらい段階的にかけて完成です。
最後に
ちなみにですがこちらの写真をTwitterに投稿したところ、とんでもなく反応をいただけました。実際のツイートはこちら
アクティビティを見るとこのツイートを見た人が140万人だとか。すごすぎて逆によくわかりません。
そのなかでも嬉しかったのは、リプライや引用リツイートで地元の方がこんな美しいところがあったのか、という地元の良さを再発見してくれたというコメントです。こういうのは本当にカメラマン冥利に尽きますね。美しい光景を見ることができて、さらにこんなボーナスステージまであるとは。また、地元の写真の紹介者に自分がなることができてとても光栄です。半田市の矢勝川、今年は見頃が終わってしまいそうなのですが、秋まつりは毎年行っています。とても美しい群生地なので、ぜひ訪れてみてください。

こんにちは、hakuです。いかがだったでしょうか?Yahoo!ブログ「カメラと三脚とアルカスイスと ときどきMac」にTakeshiさんに寄稿していただいた記事を移転しました。愛知県半田市の魅力と、Takeshiさんの素晴らしい作品と、明るい文章が印象的でしたね。
そんなTakeshiさんはTwitterで精力的に活動中ですのでぜひチェックしてみてください!


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