水準器なんてカメラ内蔵で十分?その疑問に答えます

今日はYahoo!ブログから水準器やレベリングベースに関する記事をリライトします。

かつて私は「水準器なんてカメラボディに内蔵されているもので十分!」と思っていました。あんな小さな外付け水準器なんて精度が怪しいし、小さいからすぐ失くしてしまいそうだし、何より持ち運ぶのも面倒くさい。

そんな私が常に水準器を持ち歩くようになったのには、ある理由があります。

ボディ内 電子水準器の精度が悪い?

ある時、とても良い撮影ができて喜んで現像を始めたのですが、何か違和感がありました。ほんの少しなのですが水平があっていないのです。きちんとカメラ内蔵の電子水準器を使ったはずなのに、ことごとく水平が狂っていたのです。

もしかしたらボデイ内の電子水準器の精度が合っていないの?と思った私は念のためにカメラ用の水準器と土木建築用の水準器を購入し、カメラ内蔵の水準器と比較してみることにしました。

正確な水準器とは?

そもそも何を基準に正確な水準器と言えば良いのでしょうか?正しい水準が分からないのに、ボディ内の水準器が正しいかどうかなんて判別できませんよね。しかし実はとっても簡単に判別できるのです。水準器の気泡が中心に来た状態で、クルッと水準器を180度反転させるだけで、その水準器の精度が良いか悪いか判断できます。

当然ズレた状態で反転させると、同じだけズレます。ズレ幅が異なる場合も精度が悪いと言えます。

私が使っているカメラ用の水準器はハクバの2WAYレベラーKPA-02です。多少の個体差はあると思いますが、これまで買った中では一番精度の良かったです。

安物の水準器は使えるか?

ハクバのKPA-02は気に入っていますが、予備にもう一つ買うには2000円以上するので、ちょっと悩んでしまいます。こんなシンプルな構造ですから、安物でもあまり変わらないのではないか?と思い、500円程度の水準器を試してみることにしました。

差し込み口の幅が少し厚みがあるのか、ニコンのホットシューにはちょっと固かったです。使ってみると動作にムラがあり、同じ角度の台の上でクルクルと向きを変えると、気泡がズレたり、ズレなかったりと安定しません。端っこに留まってしまって動かない時もしばしばあります。とてもじゃないけど実用的ではありません。

安物水準器は買うな」と結論付けたいと思います。

では非常に高価で高精度な水準器が良いかと言えば、そうでもありません。0.01度の誤差まで合わせようと思ったら、恐ろしい時間がかかってしまいシャッターチャンスを逃しまくってしまいます。カメラ用の水準器は程々に精度が良い水準器が理想的だと思います。

ボディ内水準器の精度は如何に?

それではいよいよカメラボディ内の水準器の精度を確認していきましょう。カメラのホットシューに水準器を取り付け、その上に土木建築用の水準器を置きました。

この状態ではカメラボディの水準器は水平の緑を指しています。上のふたつの水準器も綺麗に真ん中にバブルが来ていますね。これをギア雲台で少しずつ傾けていきます。

左側に結構傾けてみました。上のふたつの水準器は大きくバブルがズレていますが、ボディ内水準器の方はここまで傾いても水平のまま。そんなアホな。

次に水平に戻したら、今度は傾いているという表示。これを基準に合わせていたら、撮影結果が傾いていても仕方がないというものです。

もちろんカメラボディの個体差もあるでしょうし、カメラによっても精度は違うでしょう。試しに違うカメラでも試したところ…

もう目でも分かるくらい傾いているのに、カメラ内水準器は水平を示す緑色になっています。ここまでくると笑えてきます。

調べていて分かったことは、カメラボディ内蔵の水準器は、水平を示す角度の範囲が大きいということです。そのためたとえ水準器が水平を示していたとしても、それが本当に水平かどうかは分かりません。

カメラボディ内蔵の水準器は信用し過ぎるな」と結論付けたいと思います。

まとめ

カメラボディ内蔵の水準器や安物の水準器は、お世辞にも精度が良いとは言えません。めちゃくちゃ神経質になる必要はありませんが、ビシッと水平の合った気持ちの良い写真を撮影するためには、最低限、2〜3千円程度の外付けの水準器を使った方が良いでしょう。

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haku
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