カメラとレンズは買った。次は三脚だ!

※当記事は2018年5月18日に書いた記事のリライトです。

念願のミラーレスカメラや一眼レフカメラを購入し、欲しいレンズが揃ってくると、もっと様々な表現を取り入れたいと思うようになるでしょう。その時に必要な機材としてもっとも重要となってくるのが三脚です。まずは三脚を一本購入するだけで、あなたの写真の表現手法は何倍にも広がります

今回はなぜカメラとレンズの次に三脚を導入した方が良いのか?について初心者の方にも分かりやすく説明したいと思います。

なぜカメラとレンズの次に三脚が必要なのか?

みなさんがミラーレスカメラや一眼レフカメラを買おうと思った理由って何でしょうか?

写真を撮ろうと思ったキッカケは人それぞれあると思いますが、なぜスマホやコンデジではなく、ミラーレスカメラや一眼レフカメラを使いたいと思ったかと言えば、きっと「綺麗な写真を撮りたい」からだと思います。

ミラーレスカメラや一眼レフカメラを買ったあなたは、きっとスマホカメラやコンデジとの違いに感動したことでしょう。しかしやがてキットレンズでは満足できなくなります。

  • 綺麗な背景ボケで人物を撮りたい(明るい単焦点レンズ)
  • 素晴らしい風景を一枚に収めたい(広角レンズ)
  • 遠くの被写体を狙いたい(望遠レンズ)

といった希望を叶えてくれるレンズが欲しくなるのです。

しかしあなたが類稀なるセンスの持ち主でない限り、カメラとレンズだけでは表現に限界があります。おそらくこれがカメラを始めて初めてぶつかるスランプです。フィルターやストロボ、三脚といったアクセサリーの導入は、そんなスランプからあなたを脱出させてくれる一助になるかもしれません。

中でも三脚はもっとも簡単に表現の自由を手に入れられるので、カメラとレンズの次に選ぶアクセサリーとしては三脚がもっとも適したステップアップになると思います。その理由を今から少しだけ説明したいと思います。

三脚導入のメリット

三脚を使うことで普通に撮影する時でも次のような三本のメリットがあります。

ブレを防ぐ

暗い室内などで撮影すると撮った写真がノイズだらけだったり、ブレブレだったりしてしますよね。こんなシーンで綺麗に撮るには、ストロボを使うか、もしくはISO感度を低く設定してシャッタースピードを遅くするしかありません。いくら手ぶれ補正機能が発達したとはいえ、手持ちでブレを抑えるには限界があります。三脚があればたとえば10秒間という長い露光時間でもブレることなく、撮影することが可能です。

ピントを完璧に追い込める

マクロ撮影や商品撮影する時に、ライブビュー機能などを使って拡大してピントを合わせることがあります。この時に正確にピントを合わせたとしても、少しでもズレてしまったら意味がありません。三脚があれば一度合わせたピントがズレてしまうことはありません。

腕が疲れない

たとえば長時間にわたって同じ場所で撮影する場合、ずっとカメラを持ったままでは疲れてしまいます。三脚があればたとえ何時間同じ構図で狙い続けても、決して腕が疲れることはありません。ただし近年、何日も前から三脚を使って場所の確保をするマナーの悪いカメラマンが話題に上がります。地元の方々や他の観光客・カメラマンの方々に迷惑がかかるような三脚の使い方はしないように心がけましょう。

三脚導入でどんな写真が撮れるのか?

三脚を導入することによって、様々な写真表現が可能となります。

たとえば夜景写真でノイズの少ない写真を撮影したい場合は三脚があるとより作品のクオリティが高まります。上の写真ではピント合わせが難しいレンズベビーというマニュアルレンズを使っていますので、より三脚の重要度が増します。

この作品は友人のkikiprioさんから頂いたものですが、パノラマ撮影で複数枚の写真を合成したものです。

saizou_photo

夜景写真自体三脚がないと撮影は不可能ですが、パノラマ撮影も三脚が必要不可欠です。他にもホタルの撮影や、HDR写真なども三脚がないと始まらないと言っても過言ではないでしょう。

三脚を使えばシャッタースピードを遅く設定できますから上のように水の流れを糸のように滑らかに写し撮ることことができます。

bure

逆に被写体のみをブラすことによって動きを演出することも可能です。

商品撮影という分野でも三脚があればハイクオリティなブツ撮りができます。他にもマクロ撮影では三脚があるだけで非常にキレのある解像度の高い写真を撮影できます。何かふたつの商品を並べて比較したい場合も三脚があれば、サイズなどを正確に比較することが可能です。

このように足場の悪い場所でも三脚があれば撮影が楽になります。

三脚にカメラを装着し遠隔操作でシャッターを押すことができれば、動物に警戒されずに撮影することが可能です。

このように三脚一本導入するだけで、ブレのないシャープな作品になり、あなたの写真の表現の幅やクオリティが格段にアップします。三脚をうまく使いこなすことができれば、きっとあなたが憧れるプロの写真家の作品にも一歩近づけるでしょう。

初めての三脚選び

それでは一体どんな三脚を購入すれば良いのでしょうか?例えば価格.comなどを見てみますと、2024年1月26日現在、三脚(ミニ三脚・ビデオ三脚含む)だけでも988件登録があります。価格は安いものなら1000円くらいから、高いものだと20万円を超えるものまであります。

こんな膨大な数の中からあなたの最適解にたどり着くのは至難の業。まずは三脚に触れ、使ってみることが一歩ですので安い物からスタートすれば良いと思います。私も初めて買った三脚はワゴンセールで1000円で販売されていた三脚でした。

壊れていなければ、新品にこだわらずアウトレット品や中古でも良いと思います。三脚メーカーの中にはジャンク品やアウトレットストアを開設しているページがありますので、そういった中からお得な一本を見つけられるのも良い選択肢のひとつだと思います。

数ヶ月使っていると、あなたが三脚に求める「高さ」「耐荷重」「携帯性」などがハッキリ見えてくると思います。

三脚アウトレットサイト

たまにすごい掘り出し物に出会えますので、小まめにチェックしておくと良いでしょう。

あとがき

今回は当ブログ初めての記事のリライトでした。リンクが切れていたり、情報が古いものを暇を見て更新していきたいと思います。

今後も多くの方に三脚の重要性や魅力を伝えるべく、発信していきたいと思っています。

これからもよろしくお願いします!

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!
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