NikonのZマウントのレンズナインナップはまだ充実していません。焦点距離は35mm換算で14mm〜200mmまでしかカバーされておらず、遠くの被写体を切り取るにはやはりテレコンは必要です。
そんな訳でレンズと一緒にx2テレコンの「Z TELECONVERTER TC-2.0x」も購入しました。
しかし、レンズというのはそのレンズ単体で最高の描写になるように設計されています。テレコンを使うと描写性能が落ちるのは仕方がないことです。
その劣化が許容範囲なのか、今回はベランダから撮影した画像を元に検証したいと思います。
先入観を持って見てほしくないので、どちらがテレコン使用かは伏せておきます。天気や風の影響で明るさや像の状態が変化するため、正直判別ができません。トリミングしてみましょう。
左がテレコンあり、右側がなしでした。そう言われてみれば…という感じでしょうか。
もう一枚撮ってみます。
等倍表示以上にして初めて「こっちかな?」というレベルです。条件がころころ変化する屋外では、等倍表示で見ても判別を間違えることもありました。逆光などもっと条件を加えるとゴーストなどで差が出るのかもしれませんが、昔のテレコンのような明らかな画質の劣化は見られません。
次は屋内でカラーチェッカーを撮影してみましょう。
難しいですね。
等倍でもうーんと悩みます。ずばりこっちだ!とは言えないです。
ここまでトリミングしてやっと「ちょっとモヤッとしてるな」と気づく感じですね。今度は左がテレコンなしで、右がありでした。
まとめ
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S にテレコン「Z TELECONVERTER TC-2.0x」を付けたら画質の劣化はあるか?についてですが、当たり前ですがあります。
しかしそのデメリットは、通常撮影の条件下ではよく抑えられており、2倍に切り取れるメリットの方が圧倒的に上ではないかと思います。改めて買って良かったなと思いました。
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