今回は今年108個目の記事です。ちょうど「煩悩の数」だけ書き切ることが出来て感慨深いです。
さて今年最後となる記事は【RICOH THETA SC2】です。記事執筆のために10日間貸していただいたのでご紹介したいと思います!
RICOH THETA SC2とは
すでに説明する必要がないほど有名な製品ですのでご存知の方も多いと思います。知らない方のために超ざっくり説明しますと、上下左右360度、写真や動画を1ボタンで
撮影前に準備が必要
まずは撮影前準備としてスマホにアプリをインストールしたり、SNSと連携しておく必要があります。インストールするスマホアプリはふたつ。インストールした「THETA」アプリからSNSに連携してTHETA360に登録し、スマホとTHETA SC2を無線LANで接続すれば準備は完了です。
THETA…まずはこのアプリをインストールします。THETAを操作したり、THETA+やTHETA360にアクセスできます。
THETA+…撮影後に360度映像を自由自在に切り出して編集することができます。通常のカメラでは表現できないクリエイティブな新しい表現も可能になります。
THETA360…theta360.comからは、URLアドレス指定でTHETA画像を他の人と共有することができます。 またPCサイトのtheta360.comからは、アップロードした画像の埋め込み用HTMLコードを取得することができます。ブログを書いている方は連携必須といえます。
基本操作
THETAには向きがあります。シャッターボタンがある方が裏となります。表面を中心となる被写体に向けて撮影すると、閲覧時に、表面を向けて写した被写体がファーストビューで表示されます。
各部名称と表示パネルの表示情報はとてもシンプルで、ちょっと触ればものの数分で操作できるようになると思います。
ただカメラ単体で撮影結果が確認できないのがちょっと面倒くさいなと思います。あとwi-fiで操作できる距離が短いです。5mほど離れると接続できなくなります。
レビューと作例
だらだら基本的なことを書くのも何なので、そろそろ作例を織り交ぜながらレビューしていきたいと思います。
まずファーストショットは「夜景モード」で三脚に据えて摂津本山駅前ターミナルを撮影しました。
Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
THETA360から埋め込んでいますので、スマホであれば画像の上で指を動かしていただければ前後左右360度グリグリと動かせます。面白い!
旅行の思い出として旅先の景色を360度で残すも良し、引越し前に住んでいた部屋や自宅近くの景色を残すも良し。大切な思い出をいつでも360度パノラマで見返すことが出来ます。
またビジネスシーンでは、ショップやカフェの室内の雰囲気を、webサイトやSNSなどで簡単に紹介できます。
プライベート・ビジネスともに可能性は無限大です。
翌日、散歩しながら近所のバラが綺麗な本山街園(通称バラ公園)へ。小さいですがベンチもあり通行人もさほど多くないので落ち着く公園です。が、特に写真映えするようなスポットではありません。
そんな地味スポットで撮った一枚も、アプリTHETA+の「リトルプラネット」というボタンを1タップするだけで、こんなに面白くて個性的な一枚に!面白い!
天気も気候も良かったので少し歩いて住吉川まで歩いてみました。
住吉川の飛び石からの一枚。こちらもTHETA+を使って、まるで超広角レンズで撮ったようなダイナミックな構図に仕上げることが出来ました。
昼食は先ほどの住吉川からすぐ近くのラーメンの名店「しぇからしか」での一枚。
こちらもTHETA+で編集しました。何気ない日常が非現実になる面白さがTHETAにはありますね。
ラーメンが伸びると困るのでササっと編集しましたが、モザイクも簡単にかけることができます。アプリから簡単にSNSへ投稿も可能なので、とてもありがたいです。
事務所への帰路、この日最後の一枚。コープリビングに入っているお花屋さん「フラワーショップ園舎」さん。
アングルによっては何の変哲のない写真ですが、THETA+アプリの静止画編集でグリグリっと動かすだけで、こんなにも幻想的な一枚に仕上がります。ただどうしても画質の粗さや収差は気になりますね。この辺りは上位機種のTHETA Z1だともっと良いのでしょうか?
だいたい使い方が分かってきたので、日を改めて岡山の水島コンビナートへ工場夜景を撮りに出かけました。
雰囲気が良くてめちゃ格好良いです。
この撮影場所はとても苦労して辿り着いたので思い出深いです。きっと何年か先でこの写真を見返した時に、当時を思い出して懐かしむことができるでしょう。
ただ暗い中での画質の劣化は深刻です。どのカットも画質さえ良ければもっと良かったのになと思いました。
その他、ちょっと気になった点
今回は三脚に載せて撮影することが多かったのでクイックシューをつけていたのですが、充電用USB端子が三脚ネジの真横にあるため、充電の時にクイックシューを外さなければいけないのが面倒臭かったです。できれば側面に変更してほしいです。
microSDに対応してほしかったです。特に動画データの転送は無線LANでは時間がかかってうんざりしました。
まとめ
THETA SC2は作品として写真を撮るのも面白いですが、例えば自分の家だったり、思い出の場所など場所の記録として残せるのが良いなと思いました。
また仕事の現場の記録なんかにも良さそうですし、既にもうどこかがやってそうな気がしますが不動産の物件紹介にも適してそうですね。
「ウォーリーを探せ」のようにたくさんの人が集まるイベントで、フレームに友人を忍び込ませて、探して遊ぶのも面白いと思います。
あれもこれも、もっともっと試したかったのですが、気がつけばあっという間に返却日となってしまいました。名残惜しいですが梱包してお別れしたいと思います。
今回ご紹介したTHETA SC2は価格は36,800円との事で、このくらいの値段なら記録目的としても一台持っていても損がないと思いました。


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