先月から失敗続きのブロアーですが、懲りずに今月もひとつ購入しました。
購入したのはVSGO(ヴィスゴ)のV-B011E。
サイズ
大きさは約10cmと個人的に好みのコンパクトサイズです。胴回りは約17cmで掌が小さめの方でも握りやすい太さだと思います。
先日爆死したHAKUBAのKMC-84LBKと比べると、ベルジョンとヴィスゴの小ささが際立ちますね。
ジャンボーブロアーと比較しても一回り小さいです。
特徴的な機能と重量
特徴的なのは起き上がり小法師のように、常に自立するようになっているところ。
「起き上がるから使いやすいの?」と問われれば、結構微妙な特徴ではありますが、ノズルの先が汚れないのは良い事だと思います。
ただし中に重りが入っているため若干重くなります。ジャンボブロアー38g/ベルジョン43gに対して、こちらは71gもあります。
内蔵フィルター
防塵フィルターが内蔵されており、微細な塵やホコリをカットする高性能フィルターを内蔵しています。またシリコン素材なので埃が付きにくいところも良いですね。
フィルターカバーは取り外し可能ですが、他のモデルと異なり紙のフィルターが入っている訳ではないため、洗浄しても意味は無さそうです。フィルターの目はかなり細かいので一般的なブロアーよりも塵や埃の混入は少なそうです。
カバーは深い溝にしっかり嵌っていますので、操作中に不意に外れるという心配はなさそうです。
ブロアーの性能
次にブロアーとしての性能を見ていきましょう。
まずは風量はサイズなりで大きくも小さくもないという印象です。レンズに付着した埃を吹き飛ばすという用途においては、特に過不足なしと思います。
風圧はノズルの吹き出し口の口径が小さいため、そこそこ強いです。ベルジョンには届きませんがジャンボブロアーよりは強いです。こちらもレンズに付着した埃を吹き飛ばすという用途においては、特に過不足なしと思います。
ボディの柔らかさはまぁまぁ柔らかいです。ジャンボブロアーほど柔らかくないですが、ベルジョンほど固くありません。ジャンボブロアーと比較すると長時間の連続使用は疲れます。しかしあくまでも柔らかいブロアーとの比較であり、一般的なブロアーと比較した場合は、むしろ柔らかい部類に入るのではないかと思います。
性能面での一番のメリットは風向きの軸がブレにくいことです。ブロアーは握る込む際にノズルの方向が最初と異なる方向に向いてしまうのですが、このブロアーは掌にフィットする形状にできているため、握り込んだ際の形状の崩れが少なく、ノズルの軸のズレもほとんどありません。
風量や風圧がそれほど大きくなくても、狙った位置にズレる事なく送風できるため、ブロアーの作業効率はとても良く感じました。
その他の気になる点
握るたびに「ピポピポ」と音が鳴ります。神経質な方は気になって集中できないかもしれません。
そして起き上がり小法師機能のために入れられた内部の重りですが、この重りが内部ゴムと擦れ合って劣化を早めてしまうのでは?という懸念を抱いています。
外部からの塵や埃の混入は少ないかもしれませんが、内部で発生したゴムのカスを防ぐフィルターは搭載されていないため、将来その点がどうなるかは分かりません。
まとめ
さて今回購入したヴィスゴのV-B011Eは満点ではありませんでしたが、ここ最近買った中では一番良かったのではないかと思います。
特に風向きの軸がズレにくい点は、かなり高評価をつけたい点です。
まだ使い始めたばかりなので、今後もし良い点や気になる点が見つかった場合は、追記したいと思います。


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