Ulanziから出ているスマホ用システム「O-LOCK」が面白そうだなと思いました。
購入できる店舗が国内で見つからないので躊躇していましたが、気になり過ぎたので意を決してアリエクスプレスで購入しました。価格はスタンドが3680円、ステッカーが1171円(2023/06/20時点)。
左側のスマホに貼りつけているリング状の方が「ステッカー」、右側のプレートのような形状の方が「スタンド」です。
サイズはステッカーがやや大きく感じましたが、スタンドはややコンパクトだと感じました。
プレートは形状が変形します。edelkrone の FlexTILT Head 2を小型化したような感じです。
スマホを装着した際の安定感は良く、ガタ付きなどは感じません。底に厚めのゴムが貼り付けられているため、それが安定感やグリップ力を高めているのかもしれません。
しかし上面にまでゴムが貼られている理由は何故だか分かりません。
底の部分がアルカスイス互換となっているので、三脚などに直接取り付けられます。
「O-LOCK」の装着方法はスタンドのツマミを摘んで、穴に合わせてステッカーをはめ込むだけです。
少し強く押し込めば、ツマミを摘まずに装着することも可能です。
ただしツマミを摘まずに取り外しはできません。
このように本製品はチルト方向に自由な角度設定ができるので、雲台を動かさなくとも高さや角度の構図を変更できます。固さはちょうど良く、スマホの重さでお辞儀をすることはありません。
タブレットや最近となっては死語となりつつあるファブレットですとお辞儀してしまうかもしれません。簡単に固さを調整できる構造ではないのでスマホ用と考えた方が良いでしょう。
ロック操作など不要で縦横の切り替えも15度刻みで自由に変更できます。
欠点はスマホ側のステッカーが邪魔に感じるということと、底の分厚いゴムのせいでアルカスイス互換のクランプとの相性問題がでやすいこと。
特にRRSのレバークランプなどでは装着できなかったり、ゴムが変形して押し潰されたりします。
そして、何よりも…
ひっくり返してこの埃だらけの哀れな姿を見た瞬間、剥がすことを決断しました。
ヒートガンで1分ほど満遍なく温めると綺麗に剥がせました。ヒートガンを持ってない人はドライヤーでも大丈夫です。
剥がしたことによってスタンド時のグリップ力は落ちましたが、安定感には影響がなく、まずは一安心です。ついでに意味不の上側のゴムも剥がしておきましょう。
ゴムを剥がしたことによる互換性問題については、私が所有しているRRSのレバークランプすべてで互換性が確認できました。ゴムを剥がすことによる大きな問題はなさそうです。
ステッカーはUlanziのMagSafe対応のアルカスイス互換スマホホルダー ST-28と互換性があります。
まとめ
Ulanzi O-LOCK Z-Style Stand (Zスタイル スタンド)は、スマホのスタンドだけではなく、簡易のスマホ用三脚としても、三脚のクイックリリースプレートとしても、活躍が期待できます。
単体でチルト軸・ロール軸の構図変更がかなり自由にできる点も、ポイントが高いです。
ステッカーが少し邪魔に感じる点は何か対策を考える必要はありますが、底の分厚いゴムさえ剥がせば使い勝手の良い製品だと思います。
国内での販売を期待したいです。
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