日本全国でも数少ない自称三脚愛好家のひとりである「ともさん」からReally Right Stuffの新シリーズMk2の情報が届いたので、ご紹介させていただきます。ともさん、画像及び情報提供ありがとうございます!
MK2 TRIPOD APEX QD MOUNT
今回のリニューアルで、多くの購入者が待たされた理由が、ストラップ部品「MK2 TRIPOD APEX QD MOUNT」です。この部品のリニューアルに時間がかかったようです。では早速、その変更の内容を見てみましょう。
左がMk1用、右の少し長い方がMk2用です。中央に溝がありますね。この溝に何らかの機能があるのでしょうか?
スペックは
- MK1用…全長13.4mm/ 外径13.4mm/ 内径9.7mm/ 重さ11g
- MK2用…全長16.5mm / 外径13.3mm / 内径9.6mm / 重さ12g
外径と内径は個体差か測定誤差だと思われます。大きく変わったのは全長で、約3mmも長くなっています。
ネジ穴のネジ山がMk1だと1つしかないのに対して、Mk2の方は2山あります。このネジ穴は単にボタンボルトを通すだけのネジ穴ですから、奥面を厚くして剛性を高めたのではないかと思います。全長が長くなった分、多少部品にかかる負荷も大きくなるでしょうから、その対策なのかもしれません。
TVC-34L Mk2
TVC-34L Mk2に装着してもらいました。APEX(三脚基部の名称)はMk1と一見、ほとんど同じですが、この「MK2 TRIPOD APEX QD MOUNT」を取り付けるための1/4インチネジ穴が3箇所設けられました。これによって、BC-18やBPC-16といったアクセサリーを付けることも可能です。
三脚の方に目を向けると、私の勘違いがいくつかあったように思います。
カーボンは変わっていない?
昨夜ともさんがツイートされたMk2の画像と、私のMk1を見比べてみると、柄は完全に一致してますね。私の勘違いでした。ぬか喜びさせちゃった方はごめんなさい!
石突の変更は?
ともさんが言うには石突も変化がみられないと言うので、ちょっと比較の動画を撮ってみました。尚、Mk1用の石突にはスリップ止めクリーナーが少し残っていると思います。
うーんと言う感じですね。改善されていると思う(思いたい)のですが、もしかすると仕様設計に変更はなく、ただ単にゴム素材の仕入れ先を変わったとか、そもそも石突自体に個体差があるとか、そんなレベルなのかもしれません。これも期待されていた方にはガッカリさせる結果となるかもしれません。
では一体どこが変わったの?
見た目から完全に変わった点はAPEXの仕様変更とロックナットです。APEXは先にも触れたように1/4インチネジ穴が設けられたため、色々なアクセサリーを接続できるようになりました。またMk1ではオプションだったFixタイプが購入時に選択できるようになりました。これも嬉しいですね。
ロックナットは回しやすくなり、水や埃の混入を軽減するように再設計されました。防塵防滴性能は今度、GitzoのGロックultraと比べてみたいと思っています。
見た目以外のところでは、脚の伸縮がスムーズになりました。
とりあえず自信を持って「変更された」と言い切れるのはこれだけですね。非常に地味なマイナーチェンジですが、脚の伸縮やロック操作はとても大事な要素だと思っています。基本操作がストレスなく行えるようになっただけでも、私は買ってよかったなと思っています。ただMk1からわざわざ買い換えるほどでは絶対にないですし、Gitzoと比較して優っているか?と問われたら、まだちょっと微妙なところはあります。
Really Right Stuffが好き!一度でいいからRRSの三脚を使ってみたい!
そう思える人が今から選ぶならMk1ではなく、Mk2を選ばれた方が満足度が高いと思います。


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