ストラップ製作の進捗状況
肩パット
若干幅広になっている目的は摩擦抵抗が大きくなることで肩ズレを防ぐ事です。固めの革を使用しているのはベルトが肩に食い込んで負担にならないようにするためです。クッション素材も少し固めにしていますが、これは耐久性を高める目的ですが、耐久性よりも快適性を重視して少し柔らかいものに変更するかどうかを、今も悩んでいます。また肩パットが大きいと風の影響を受けやすいので、その点も懸念しています。
取り付け方式
RRSと互換性を持たせるためにマグプル社のQDシステムを採用する予定です。が、D環とナスカンの組み合わせも検討しています。取り付け金具が最終的にどうなるかによって変わってくると思います。ただどちらにしてもストラップは簡単に脱着可能にしたいと思っています。風の影響が出そうな日は取り外せるように出来ています。また金具自体も交換可能となっており、万が一、金具が故障したり錆びた場合には容易に交換可能です。
長さ調節機能
ショルダーバッグなどで多用されている移動カンを採用しました。この試作品では長さの調節幅が30cm程度なので、肩掛けと斜め掛けの併用は難しいかもしれません。あくまでも肩掛けの長さを調整する目的です。当初革カバーで保護しようと考えてましたが、見た目が良くないので却下しようかなと思っています。
コバ処理をするか否か
革は切りっぱなしですので、使っていると毛羽立ってしまいます。それも革の味といえますが、見た目が良くないと思う方もいると思います。この毛羽立ちを抑えるためにコバ処理というものがあります。しかしそれも価格に影響するので悩ましいところです。
スマホケース
試作品の全体像です。スマホケースは基本装備ではなく、オプション予定です。スマホケースはちょっと凝りすぎて使いづらいところがあるので、もっとシンプルに使いやすくしたいと思っています。
D環パーツとの併用
以前作ったD環パーツに装着して使います。スマホの重みでズレることはありません。肩パットの下くらいに取り付けると非常にアクセスしやすいです。
取り付け金具
ずっと止まっていた三脚への取り付け金具の製作が、ようやく動き始めました。と言ってもようやく請け負ってくれるメーカーが見つかったという程度で、まだまだこれからです。もちろん私が設計をしましたので、上手くいくかどうか微妙なところです。まったく新しいタイプの取り付け金具ですので、現段階での詳細は伏せますが、また試作品が完成したらお見せしたいと思います。ReallyRightStuffだけじゃなく、ManfrottoやGitzo三脚にも使えるような、つまり調整幅のある金具にしたいと思っています。
まとめ
試作品としてはこれが最終形態です。しかしカメラストラップの専門家に見ていただいたところ、革の劣化によって次第に伸びてゆき、そう遠くない将来切れてしまう可能性があるということでした。
そのため、このプロジェクトは一旦終了させていただきます。楽しみに待っていてくれた皆様には申し訳なく思います。またいつか今度こそ納得できる三脚ストラップを制作したいと思います。


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