【長期企画】三脚ストラップを作る! その③

彼を知り己を知れば百戦殆からず

敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない。なにか問題を解決するとき、その内容を吟味し、自分の力量を認識したうえで対処すれば、うまくいくものです。

自分やユーザーの意見ばかりに目を向けるのではなく、他社の三脚ストラップを使ってみて、良い部分・悪い部分を見つけながら、ストラップ製作に反映したいと思います。

Velbon トライポッド バンドDX

かなり昔の布製のストラップです。取り付けがロープ式になっており、ストラップホールがある三脚に取り付けが可能となっています。現在廃番のため入手は困難だと思います。シンプルでそこそこ使いやすく、軽く扱いやすいため、私も何年も愛用していました。しかしロープの取り付け部品が経年劣化により割れ始めてしまいました。また自分の作るストラップ手本にする部分はあるか?と考えますと、特にないという感じです。

Gitzo GC5210

※画像はManfrottoより

私は左肩に担ぐ派なのですが、この製品は肩パットが右肩用なのかちょっとしっくりきませんでした。クッション性は良かったのですが、他には特筆して良いところが見つからず、中途半端なポケットもあまり意味がないなと気づかせてくれた点は評価できます。ただしストラップを担いだ状態でパンツのポケットを探るのは大変ですので、ここにスマホが入るポケットがあるなら便利かもしれませんね。一応検討の一つには加えたいと思います。

Velbon 三脚プロストラップII

※画像はアマゾンより

価格が安いので失敗しても良いかと思い購入しました。ネオプレン製の肩パットのおかげで肩が痛くならない点は評価できます。しかし重い三脚だと伸びてしまい、歩くと振動でゴムのように伸縮し、かなり使いにくいです。1kg程度の軽量三脚なら良いですが、2kgを超える三脚には不向きと言えます。この製品のおかげで、私の製作するストラップにもネオプレンは採用しないと決まりました。また3本脚を束ねて止める方式は立てる際に必ず外す必要があり、これが結構面倒臭いです。一本脚に止める方式の方がセッティングが楽で良いと思います。

ReallyRightStuff POD QD STRAP SET

※画像はReallyRightStuffより

布製ストラップなのに16000円超えの高級三脚ストラップです。実は結構使いづらいのに格好良いがために使い続けてしまいます。見た目の格好良さは大事だと痛感させたれた製品です。私もデザインにはこだわりたいと思います。

またストラップはカメラにせよ三脚にせよ、風の影響を受けやすく、それがブレの原因となります。簡単に着脱できるマグプル社のQDシステムを採用したことは英断だったと思います。私もこのQDシステムを採用しRRSストラップと互換性を持たせたいと思います。

長さ調整をスムーズにするために滑りやすい素材を使用していますが、この素材がとにかく滑りやすいです。日本人は特になで肩の人が多いので、さぞかし滑りまくっていると予想されます。また金属製の金具が多用されており、脚にぶつかると傷がついてしまいます。正直身体に当たっても痛いです。これも精神的に嫌だという意見が結構聞こえてきました。

なで肩対策と、金具を極力使わないという基本方針はこのストラップを使ったからこそ出てきたものです。私の三脚ストラップ制作にもっとも影響を受けた製品と言えます。

【KANI】三脚 ストラップ

※画像はアマゾンより

素材は値段なりというところですが、実際使ってみると軽量三脚ならそこそこ使いやすいです。センターポールに取り付け金具を挟み込むタイプで、パイプ径は30mmまで。非常に軽くシンプルな作りなので、背負っていても疲れにくいと思いました。意外とシンプルで軽量というのは大事な要素なのかもしれません。安価でGitzoなら2型くらいまでの三脚に使う三脚ストラップを探している方ならお勧めできます。長さの調整方法が非常にシンプルで金具も最小限で済むので、この方式なら革製でも流用できるかもしれません。

まとめ

他社の既製品を使用して得られたヒントは、以下の通りです。

  • ロープ式は劣化が早いかもしれない。
  • 肩パットは向きが決まっていると人によっては不便
  • 小物が入るポケットはあまり便利とは思えないがスマホが入るなら便利かも
  • 脚を束ねるタイプは面倒臭い
  • ネオプレン製は軽量三脚向け
  • デザインは大事
  • QDシステムはすごく便利
  • 金属製の金具が多いと脚や身体に負担が大きい
  • 滑りやすい素材だと肩から滑り落ちる
  • 極力シンプルで軽量な方が良いのかもしれない。
  • 便利そうな機能はオプションで追加できるようにすれば良いのではないか?

以上です。何となく作るべきものが見えてきたような気がします。次回あたり、そろそろ試作品を作っていきたいと思います!

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!

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