カメラとレンズは買った。次は三脚だ!

念願のミラーレスカメラや一眼レフカメラを購入し、欲しいレンズが揃ってくると、もっと様々な表現を取り入れたいと思うようになるでしょう。その時に必要な機材としてもっとも重要となってくるのが三脚です。まずは三脚を一本購入するだけで、あなたの写真の表現手法は何倍にも広がります

今回はなぜカメラとレンズの次に三脚を導入した方が良いのか?について初心者の方にも分かりやすく説明したいと思います。

なぜカメラとレンズの次に三脚が必要なのか?

みなさんがミラーレスカメラや一眼レフカメラを買おうと思った理由って何でしょうか?

写真を撮ろうと思ったキッカケは人それぞれあると思いますが、なぜスマホやコンデジではなく、ミラーレスカメラや一眼レフカメラを使いたいと思ったかと言えば、きっと「綺麗な写真を撮りたい」からだと思います。

ミラーレスカメラや一眼レフカメラを買ったあなたは、きっとスマホカメラやコンデジとの違いに感動したことでしょう。しかしやがてキットレンズでは満足できなくなります。

  • 綺麗な背景ボケで人物を撮りたい(明るい単焦点レンズ)
  • 素晴らしい風景を一枚に収めたい(広角レンズ)
  • 遠くの被写体を狙いたい(望遠レンズ)

といった希望を叶えてくれるレンズが欲しくなるのです。

しかしあなたが類稀なるセンスの持ち主でない限り、カメラとレンズだけでは表現に限界があります。おそらくこれがカメラを始めて初めてぶつかるスランプです。フィルターやストロボ、三脚といったアクセサリーの導入は、そんなスランプからあなたを脱出させてくれる一助になるかもしれません。

中でも三脚はもっとも簡単に表現の自由を手に入れられるので、カメラとレンズの次に選ぶアクセサリーとしては三脚がもっとも適したステップアップになると思います。その理由を今から少しだけ説明したいと思います。

三脚導入のメリット

三脚を使うことで普通に撮影する時でも次のような三本のメリットがあります。

ぶれを防ぐ

暗い室内などで撮影すると撮った写真がノイズだらけだったり、ブレブレだったりしてしますよね。こんなシーンで綺麗に撮るには、ストロボを使うか、もしくはISO感度を低く設定してシャッタースピードを遅くするしかありません。いくら手ぶれ補正機能が発達したとはいえ、手持ちでブレを抑えるには限界があります。三脚があればたとえば10秒間という長い露光時間でもブレることなく、撮影することが可能です。

ピントを完璧に追い込める

マクロ撮影や商品撮影する時に、ライブビュー機能などを使って拡大してピントを合わせることがあります。この時に正確にピントを合わせたとしても、少しでもズレてしまったら意味がありません。三脚があれば一度合わせたピントがズレてしまうことはありません。

腕が疲れない

たとえば有名な撮影スポットについて長時間待機する場合、ずっとカメラを持ったままでは疲れてしまいます。三脚があればたとえ何時間同じ構図で狙い続けても、決して腕が疲れることはありません。ただし近年、何日も前から三脚を使って場所の確保をするマナーの悪いカメラマンが話題に上がります。地元の方々や観光客、他のカメラマンの方々に迷惑がかかるような三脚の使い方はしないように心がけましょう。

三脚導入でどんな写真が撮れるのか?

三脚を導入することによって、様々な写真表現が可能となります。

たとえば夜景写真でノイズの少ない写真を撮影したい場合は三脚があるとより作品のクオリティが高まります。上の写真ではピント合わせが難しいレンズベビーというマニュアルレンズを使っていますので、より三脚の重要度が増します。

この作品は友人のkikiprioさんから頂いたものですが、パノラマ撮影で複数枚の写真を合成したものです。夜景写真自体三脚がないと撮影は不可能ですが、パノラマ撮影も三脚が必要不可欠です。他にもホタルの撮影や、HDR写真なども三脚がないと始まらないと言っても過言ではないでしょう。

三脚を使えばシャッタースピードを遅く設定できますから上のように水の流れを糸のように滑らかに写し撮ることことができます。

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逆に被写体のみをブラすことによって動きを演出することも可能です。

商品撮影という分野でも三脚があればハイクオリティなブツ撮りができます。他にもマクロ撮影では三脚があるだけで非常にキレのある解像度の高い写真を撮影できます。何かふたつの商品を並べて比較したい場合も三脚があれば、サイズなどを正確に比較することが可能です。

このように足場の悪い場所でも三脚があれば撮影が楽になります。

三脚にカメラを装着し遠隔操作でシャッターを押すことができれば、動物に警戒されずに撮影することが可能です。

このように三脚一本導入するだけで、ブレのないシャープな作品になり、あなたの写真の質が格段にアップします。さらにこれまで不可能だった表現が可能となります。三脚をうまく使いこなすことができれば、きっとプロの写真家の作品のように生まれ変わるでしょう。

初めての三脚選び

それでは一体どんな三脚を購入すれば良いのでしょうか?例えば価格.comなどを見てみますと、2018年5月20日現在、三脚だけでも916件登録があります。価格も安いものなら1500円くらいから、高いものだと17万円を超えるものまであります。こんな膨大な量の中から自分に最適な一本を選び出すのは至難の技だと思います。

最初から最適解にたどり着ける訳がないのですから、まずは安いものを一本購入されることを勧めています。また三脚は基本的に脚部のみを指します。カメラを装着する部分を雲台といい、高い三脚になると別途購入する必要があります。雲台もまた多種多様で最初は何が自分にあっているか分からないと思いますので、まずは三脚と雲台がセットになっているものを選ばれると良いでしょう。

最初の一本は次に繋げるためのテスト機ですから、新品にこだわる必要すらないのかな?と思っています。三脚メーカーの中にはジャンク品やアウトレットストアを開設しているページがありますので、そういった中からお得な一本を見つけられるのも良い選択肢のひとつだと思います。

ハクおすすめの三脚アウトレットサイト

スリックはジャンクコーナーとなっていますが、実際には箱がなかったり、少し汚れている程度の美品が多いです。マンフロットのアウトレットストアの商品の状態は、各商品ページに表記してあります。年末年始には福袋企画もあり、Gitzoのお買い得品も数多く販売されます。たまにすごい掘り出し物に出会えますので、小まめにチェックしておくと良いでしょう。

あとがき

今回はブログ移転後はじめての記事ということで、初心者の方にも分かりやすいように書きました。またアウトレットストアに関しては詳しい方でも知らなかった人も多いのではないでしょうか?今後も多くの方に三脚の重要性や魅力を伝えるべく、発信していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします!

ではではー!

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こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!

コメント

  1. きくりんぐ より:

    HP開設おめでとうございます!こちらも随時チェックして参りますね!

    • haku haku より:

      >きくりんぐさん
      初コメントありがとうございます!頑張りますので応援よろしくお願いします!

  2. PAE より:

    矢張り何といっても、三脚はGITZOにとどめを刺す。
    0型アルミ,2型カーボン,3型カーボン,4型アルミ,5型カーボン,と撮影目的に応じて各種取り揃えているが、メンテナンスのしやすさ、部品の単品調達の容易性などの面からGITZOに勝るものはない。
    2型カーボン,3型カーボン,は酷使がたたって同じものの二代目を購入する羽目になったが、、、

    • haku haku より:

      PAEさん、それだけのラインナップでしたら困ることはなさそうですね。その分、置き場所も出費もかさみますが…

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