三脚はシンプルな構造ほど剛性に優れブレに強い
こと三脚においては、シンプルであるほど剛性に優れ、ブレに強いとされています。そのためセンターポールを排除し、三脚と雲台のみのGitzoのシステマティックのような構成を推奨されることが多い訳です。
しかしあらゆるアクセサリーを交換出来るように取り外しが可能となっており、実際には上の画像のように、センターコラムとアッパーディスクは分離しています。つまりネジなどで固定されているだけなのです。ブレ対策の目的であれば他のアクセサリーへの交換など考えずに、完全な一体型を目指すべきと言えます。
そしてそんな声に応えるように、この度、Really Right Stuffから一体型のAPEXシステムが発売されました。
それがReally Right Stuff の FIXED APEX CONVERSION KIT です。重量は137g 。もともとのAPEXが333gですので相当軽量化できます。
FIXED APEX CONVERSION KITを取り付ける
と言う訳で早速交換してみます。ネジを付け替えるだけですので簡単です。
開脚セレクターの部分が外れると戻すのが面倒ですので、なるべく動かさないように付け替えた方が良いと思います。
3箇所アクセサリポートがあり、ねじれ防止溝付きの1/4雌ネジがあります。開脚がコンパクトに収まるように設計されており、収納性が高まるのも利点のひとつです。これで肩に担いだ時に邪魔に感じにくくなりそうです。そして一番驚かされたのが「たわみの少なさ」です。多少揺すってもビクともしません。これは良い買い物でした。
アルカスイスZ1+を装着するとこんな感じです。
Z1+だと若干頭でっかちに見えます。
アルカスイスd4だとほぼ完璧に一致します。BH-40を基準に作ってあるように思います。価格は95ドルとそれなりの出費になりますが買って後悔しない製品だと思います。
APEX QD MOUNT FOR RRS TFC-14 TRIPODを取り付ける
長さ調節が可能なリストストラップが付いているのは嬉しいのですが、あまり使いやすいとはいえないため、外してしまいました。既に持っている三脚ストラップの互換性のなさにむせび泣きそうです。TFC-14用のQDマウントと互換性があるかどうかを問い合せたところ、互換性があるとのこと。早速注文してみました。
とても単純な構造です。空転防止機能があればもっと良かったと思いますが、使っていて特に緩みもないので、汎用性を考えればコレで良いのかもしれません。
正面側からネジを入れて固定すれば装着完成です。
これでまた、ストラップを使えます。快適になりました。
マンフロットのフリクションアームを取り付ける
以前のブログのコメント欄にご質問がありました。

アクセサリーポートにマンフロットのフリクションアームを取り付け出来そうでしょうか?
一見溝が深そうですのでネジが届くかな?と思いましたが、実際はまったく問題なく取り付けできました。ただ脚と脚の間隔が狭いのでギリギリでした。ちょっと取り付け部が太い物だと干渉して装着できないと思います。ご質問ありがとうございました。参考になれば幸いです。
上記内容を動画からもご覧いただけます。(動画のクオリティは良くないので期待しないでください)


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