SOAR用とは?
SOAR用とは「スポーツオプティクス&ライフ」のアルファベット頭文字を並べたReally Right Stuff社の販売カテゴリーです。現在Really Right Stuff社では「写真用機材」「シネマ用機材」「SOAR用機材」の3つのカテゴリーに分けて販売しています。
SOAR用機材と写真用機材の互換性
上のような専用の機材を内側(下側)に装着できるようです。アルカスイスのfix規格のような感じですね。外側(上側)は通常のアルカスイス互換でした。ここは実際に届いてみるまでちょっと不安でした。
メーカーサイトの説明
SC-LR SOARレバーリリースクランプは、フォトグラファーに最適です。SC-LRは、特許出願中の新しいデュアルクランプ設計により、RRS DovetailまたはPicatinnyの各セクションに簡単に装着可能です。簡単にそして素早い操作で、クランプを開閉でき、arca-swiss互換のクイックリリースプレートを簡単に上から脱着できます。
ステンレススチール製のレバーは、自己潤滑性、耐摩耗性のブロンズベアリング面は長く心地よい操作を実現します。
クランプあごの長さ: 50mm / 幅:74.6mm / 高さ:17.4mm / 重量:101g
中心穴はねじ穴ではなく貫通穴。1/4 “-20 x 5/8″の皿ネジと六角キーが付属。
SC-LR外観
外観を見てみましょう。
無骨で昔のKIRKを思い出すデザインですね。格好良いと思います。
裏側に溝もありますので、Z1+やRRSの自由雲台に装着可能です。
アルカスイスZ1+に装着
この写真を撮影して初めてロゴがあることに気づきました。ロゴがひとつあるだけでデザインの印象はかなり変わりますね。これまで通りReally Right Stuffに装着できました。
B2-AS-IIとの比較
B2-AS-IIよりも10mm短いです。水準器が搭載されていないのは残念ですね。重さはSC-LRの方が50gくらい軽いです。従来はレバー側のあごが可動したのに対して、SC-LRは反対側が可動します。
開く幅は同じくらいです。
レバーの向きが変わる!
説明書を読んで気づきました。レバーの向きを簡単に変更できます。
※Really Right Stuff SC-LR 説明書より
利き腕が左利きの方や、レバーの操作を手前側で行いたい時など、その時の環境に応じて向きを変更できるのは嬉しいですね。
センターがズレている
クランプにあごを可動させるための太いシャフトが貫通しているため、中心に貫通穴が通っていません。そのためクランプのレーザー刻印も穴位置に合わせてズラしてあります。
換装した感想
軽量で格好良く、B2-AS-IIよりも5ドル高いだけ。ちょっと気分を変えてみたくてチョイスするには良いクランプだと思います。ただ水準器が付いていなかったり、サイズが小さかったり、センターホールが真ん中じゃなかったり、そもそも2段式が不安だったり、とマイナス要因が結構あります。初めてのRRSクランプとして選ぶのは避けられた方が良いと思います。少しマンネリを感じているマニアックな方のみお勧めします。参考になれば幸いです。ではではー


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