RRS 新旧PG-02はどっちがお買い得?

Really Right Stuffのジンバル雲台PG-02をレビューします。2018年5月27日現在、PG-02はリニューアルされており、当記事の内容と一部仕様が異なります。購入の際はご注意ください。

セッティング

まずはセッティングから。

PG-02

今回は別途ReallyRightStuffのレベリングベースを用意しました。レベリングベースはパノ・ジンバル雲台を使う場合は絶対にあった方が便利です。その理由は雲台をパン(水平方向の回転)した時に水平がズレてしまわないようにするためです。上の状態がサイドマウントと呼ばれるスタイルで、レンズの三脚座を横向きに装着して矢状にセッティグします。前後のバランスを取るだけで、指一本かるい操作で望遠レンズを振り回し、好きな角度でピタリと止めることが可能です。

PG02

ReallyRightStuffのMPR-192PG-CCを用意すれば上のようにトップマウント(フルジンバル)スタイルに変形させることも可能です。400mmF2.8以上の大きなレンズをお使いの場合、サイドマウントでは装着しにくいので、最初からトップマウントを選んだ方が良いでしょう。

新旧モデルの違いと特徴

旧PG-02はジンバル雲台としても優れていますが、本格的なパノラマ撮影、そして滑らかな動画撮影も可能です。重過ぎず軽過ぎず、適度なフリクションが掛かっているのが、PG-02の最大の魅力です。

ただし最近リニューアルされたPG-02はアームの仕様が大幅に変更されてしまいました。私はまだ触ったことがないのですが、フリクションがスカスカになり、ティルトロックがノブからレバー式になり、パンベースに取り付けるクランプも変更されました。FG-02とほぼ同じデザインになりました。パンベースは変更がありませんが、フルモデルチェンジと言っても過言ではないほどのリニューアルでした。

そのためこの2機種を同一で語ることはできないため比較しながら特徴を見ていきましょう。

操作性

ねっとりとしたフリクションが効いている旧モデルがダントツに動作は快適です。新モデルは非常に軽く素早い操作が可能ですが、軽すぎてジンバル雲台としては少し使いにくいようです。

パノラマ

パノラマ撮影する時はノーパララックスポイントに合わせる必要があります。かなりボディを後ろの方にセットしないといけないため、やはり旧モデルのようにフリクションが効いている方が角度を合わせやすいです。

ティルトロック

ロックシステムとしては完全に新モデルの方が優れています。一見してロックされているかどうか分からない旧モデルと違って、新モデルは今の状態が一目瞭然で、その上操作性も抜群です。

パンベース用クランプ

こちらも新モデルが圧勝です。旧モデルはスライドして装着しなければならないため、暗い中でのセッティングが少し難しいです。滑落防止用のピンの存在もこの方式では邪魔になるので私はピンを外して使っていました。

FG-02-7

新モデルは通常のクランプ式ですので、上から好きな場所に直接装着できます。もちろん滑落防止ピンを外す必要もありません。

アーム上部のねじ穴

アーム上部にはどちらも3/8インチ雌ねじが空いています。ここに止めネジを入れれば小型〜中型自由雲台を装着できます。地味に便利ですし、見た目も格好いいです。

どちらも一長一短があり甲乙つけ難いですが、私は旧モデルの方が自分には使いやすいと思っています。その理由はジンバルとしてセッティング&操作しやすいこと。パノラマ雲台してセッティングしやすいこと。そしてビデオ雲台としても使えることです。ここまでコストパフォーマンスに優れた雲台は他にないと思います。

専用ケース

フルジンバルで買うと専用ケースがついています。

FG-02-9

フルジンバルで買わない場合はケースを別途購入する必要があります。レンズコート社からも専用ポーチが販売されており、B&Hから購入できます。ただこのロール状のネオプレン製ポーチは、屋内で使っている分には良いのですが、撮影現場では少し使いにくいなというのが私の感想です。

まとめ

新モデルにリニューアルされたのは上位機種FG-02の部品と共通させる目的、といった大人の事情があるのかもしれません。その結果、若干メリットが薄れてしまった感が否めません。これまではPG-02を一押しで勧めてきましたが、操作性を考えると旧モデルを中古で探されるか、上位機種のFG-02を検討される方が幸せになれるかもしれません。

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!

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