Really Right Stuff vs KIRK クランプ対決

質問者
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RRSのレバークランプにするか、KIRKのクランプにするか悩んでいます。レバークランプには相性問題もあると聞きますし、実際どちらを選んだらいいのでしょうか?

この質問は本当によく聞かれます。どちらも良い製品ですので「こっちが絶対にお勧め!」とは言えないのですが、明確に短所・長所はあります。今回は両製品の短所長所を見ていきながら、対決方式で勝者を決めたいと思います。

国内代理店

クランプは雲台の中でもっとも故障しやすい場所であり、定期的なメンテナンスが必要です。故障した場合は代理店を通じて修理が必要な場合もあるでしょう。KIRKもReallyRightStuffもアメリカのメーカーですが、国内代理店(正規販売店)があります。

スタジオJin … KIRK(KIRK Enterprise Solutions)の国内唯一の正規販売店です。三脚・雲台に対する知識が深く、信頼できるプロショップです。
銀一 … プロ御用達の有名なプロショップ。国産から海外製品まで品揃え多数‎でReallyRightStuff唯一の代理店としても有名です。

さてどちらも優れたプロショップです。在庫に関しては規模の大きい銀一が圧勝です。ただし、修理に関しては銀一はほとんどアメリカへ発送してメーカー修理になるのに対して、スタジオJinは技術力がメーカー並に高いため、部品さえあればショップで行ってくれます。またサービスもきめ細かく、顧客満足度は最高クラスです。よって国内代理店対決はスタジオJinに一票入れたいと思います。

デザイン

私の周囲に集まるマニアックな方々の多くはRRSのデザインを好む方が多いです。多数決で決定するならRRSの勝利と言えるでしょう。ただデザインはかなり個人的な趣味嗜好が左右するため、実際に見て、気に入った方を選べば良いと思います。

価格

国内代理店での価格の比較では正確な判断ができないので、アメリカからの販売価格で比較したいと思います。モデルもアルカスイスZ1+やBH-55に装着する同じ用途のもので比較します。

KIRK-RRS-clamp

Kirk QRC-2.6CS … $90(2018/6/9為替換算9,857円)

RRS B2-AS-II Lever-Release Clamp … $120(2018/6/9為替換算13,143円)

価格差は30ドルとそこそこあります。レバー式の方が複雑な機構となりますので高くなってしまうのは仕方がありません。実際RRSのノブ式クランプは86ドルとKIRKよりも安いので、価格対決はドローとしたいと思います。

重量

KIRK-RRS-clamp

やはりクランプも軽い方が魅力的でしょう。この勝負、KIRKの勝利とします。

換装時のピッタリ感

KIRK-RRS-clamp

裏側の溝がRRSの方が少し押し込む必要があるほど圧倒的にピッタリに作ってあります。反対にKIRKは緩めに作ってあり、しっかりとネジ止めしないと望遠レンズなどを固定して力を入れて動かすと、その遊び分だけズレます。この勝負はRRSの勝利です。

付属品

KIRK-clamp

どちらにも工具は付属していますが、KIRKはレンチが内蔵式というのが魅力的ですね。またReally Right Stuffはネジが1/4インチかM6ネジかを選んで購入する必要がありますが、KIRKは2種類入っています。この勝負もKIRKの方が勝ちですね。ただし、内蔵レンチは所詮安価な付属品であり、通常使う工具としては、あまりお勧めできません。weraのような品質のいい工具を1本持っておかれると安心だと思います。

互換性

互換性に関してもKIRKの方が圧勝です。3連勝ですね。RRSも昔のモデルに比べたらかなり改善しましたが、それでも多少キツイ緩いがありますし、物によっては装着が困難なものも存在します。

脱着の容易さ

RRSのレバークランプは非常に脱着操作がスムーズです。この操作性に惹かれて購入を決意する方も多いでしょう。ただKIRKのスピーディな脱着もなかなかのものです。好みが分かれるとは思いますが、ノブ式は一見して今開いているのか閉じているのか分かりにくいですが、レバー式なら見た瞬間、または触った瞬間に、状態が分かりますので、どんなシーンでも脱着はしやすいと思います。この対決はRRSに軍配を上げましょう。

長所・短所

長所

KIRK … 少ない回転(180度)で脱着できます。締め込んだ感覚の手ごたえがわかりやすく、脱落事故の可能性が低くなります。水や埃が入りにくい構造となっているので、ほぼメンテナンスフリー。

RRS … スムーズで直感的な操作で脱着できます。レーザー刻印が見やすく、センター合わせなどセッティングが容易。

短所

KIRK … 内部バネの不良品が多い。少ない回転が仇となり落下事故につながる可能性がある。ノブの長さが短いため、雲台の台座に干渉しやすい。

RRS … プレートに合わせて幅の調整ができないため互換性の問題が起こりやすい。角度によってはレバーが干渉してしまい開閉できない。

KIRKは内部バネの問題が大きすぎて、せっかくの長所が霞んでしまっている印象です。反対にRRSの相性問題は年々改善してきており、悪い印象は薄れていっているように思います。総合的に見て長所短所対決はRRSに軍配が上がりそうです。

で、結局どちらが買いなの?

さて加点方式で判断するならドローということになります。結局はユーザーの好みですので、直感で気に入った方を選べば良いと思います。参考になりましたら幸いです。ではではー

 

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!

コメント

  1. Thanks very nice blog!