梅雨・湿気対策

そろそろ梅雨の季節ですね。カメラを趣味としている方々にとって最大の天敵は湿気かもしれません。

私はさほど神経質な方ではありませんが、そんな私でも防湿庫を買い、極力、カビの生えない環境作りを心掛けています。そして定期的に湿度計で湿度をチェックするように心がけています。今回は湿気に関することや、湿気対策、湿気予防アイテムなどについて書きたいと思います。

夏と冬の湿度の考え方

湿度は温度によって変化する性質を持っています。気温が高ければ空気中にため込める水分量が多くなり、逆に気温が低くなると空気中にため込める水分量は少なくなります。夏場、洗濯物がよく乾くのは気温が高いため、蒸発した水分を空気中に沢山ため込めるからです。反対に冬はどんなに空気が乾燥していても気温が低いため、空気中に水分をためることができません。

つまり同じ湿度60%だったとしても、実際に空気中に溜め込まれた水分量が異なるため、夏と冬では湿度の捉え方が変わってくるというわけです。

湿度が高いとなぜいけないのか?

湿度が高いことによって引き起こされるトラブルは様々あります。人間であれば熱中症に気をつけなければいけません。

気温が22~23℃ぐらいでも高湿度の日には熱中症に注意が必要です。人間の身体は汗をかく事により、気化熱を利用して熱を下げます。湿度が高くジメジメした日は、汗が蒸発しにくいので、熱がこもってしまい、体温が上がりやすい状態になってしまうのです。撮影に夢中になるあまり、気付かず熱中症で倒れていた…なんてことが無いように、小まめな水分と塩分の補給を心がけましょう。

機材にとって怖いのはやはりカビですね。こちらも気温20度、湿度60%を超えたあたりから一気に繁殖しますから、今からの時期は最も要注意です。なるべく気温が低い場所で保管し、湿度40〜50%程度に管理することが重要となります。

ドライボックスで良い?

機材が少ない間はドライボックスで管理すると良いと思います。ただ付属で付いている湿度計はあまりアテにしないでください。上の画像を見ていただければ分かると思うのですが、中に除湿剤を入れていない状態(つまり同じ条件下)で、指している湿度が全く異なります。この数値を信じて除湿してしまうと乾燥し過ぎになってしまったり、逆に湿度が高すぎる環境になってしまう可能性があります。湿度が高いとカビの原因になりますが、乾き過ぎもあまり良くありません。機材のグリスを乾燥させてしまったり、レンズのバルサム切れを起こす原因となると言われています。

湿度計はきちんとしたメーカー製の物を使い、除湿にはシリカゲルなどの除湿剤を使うと良いでしょう。

このように湿度計が二つあると、湿度結果に誤差がないことを確認できます。とは言っても国内メーカー品でデジタル式であれば、そんなに大きな誤差は出ないと思います。もしアナログ式が良いなら、EMPEX(エンペックス)のスーパーEXがオススメです。

ドライボックスの除湿には東洋リビングの「モバイルドライ MD-2」という充電式の除湿剤を使っています。真ん中の青い玉が赤く変わったら除湿機能が無くなったサインです。サイドにある黒いボタンをスライドさせてプラグを引き出し、コンセントに差します。1.5~3時間コンセントに差しておくだけで除湿機能が復活します。繰り返し使えて非常に経済的ですが、通電後は少し熱くなっていますので少し冷ましてから使用しなければならないのが、意外と面倒です。

ドライボックスは安価でお手軽ですが、色々手間がかかって面倒臭いのも事実です。中に何が入っているか見にくいですし、積み重ねると開閉が面倒臭く、何度も開閉しているとすぐに除湿剤が湿気を含んでしまいます。

やっぱり防湿庫は欲しい!

ある程度機材が増えてきたら、防湿庫を買うことをオススメします。私の中で防湿庫は機材の優先順位として、かなり上位です。機材の総額が10万円を超えたあたりが購入の目安かな?と思います。防湿庫の大きさはそれなりに大き目のものを選んでおいた方が将来絶対に良かったと思うはずです。後悔しないためにも、最低でも50Lは欲しいところです。品質・安全面で国内メーカー製が安心だと思います。

機材の雨対策

自由雲台の中にはボールの中に水が混入すると著しく操作性が悪くなる物があります。100円ショップなどで売っているシャワーキャップや透明のビニール袋などがあれば、簡易のレインコートになります。ビニール袋はゴミ袋としても重宝しますし、バッグに入れておくと、いざという時に何かと便利です。

雲台の中には水に強いモデルがあります。私は雨の日専用にアクラテック(ACRATECH)のNOMADを使っています。水がたまる部分が一切ないので、メンテナンスも非常に楽です。

雲台を海に落としてしまったため、一度丸洗いしたこともあります。さすがにこの時は不安でしたが、操作性は一切変わらず、今現在も快適に動いています。

三脚は雨に濡れても洗って乾かせば問題ないので、分解しやすいロックナット式であれば特に問題ないと思います。

カメラ専用のレインコートも持っていますが、意外と湿気がこもってしまうのと、操作性が悪くなるので、あまり使っていません。最近は小雨程度ではそのまま何もせず、雨が強い時はタオルやビニール袋をかぶせて撮影しています。ただし防滴仕様じゃないカメラの場合は注意が必要です。

カメラやレンズは濡れることよりも、濡れた後の処置の方が重要です。機材が濡れてしまった場合はタオルでしっかり水分を拭き取ったあと、ビニール袋やジップロックなどにカメラやレンズを収納し、シリカゲルを放り込んで密封すると良いでしょう。

まとめ

雨の日や梅雨時期じゃないと撮影できないものがあります。良い写真を撮るためには、雨や湿気を避けては通れません。皆さんもしっかり雨対策、湿気対策をして梅雨の撮影を楽しんでください!

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!

コメント

  1. T-Bamboo より:

    はじめまして、ハク様 Bambooと申します
    いきなりの質問で恐縮なのですが…梅雨、湿気対策について書かれていたページの中で、
    ”機材の雨対策”という見出しの下、三脚に据えた大型一眼レフの後姿が掲載されていますね。
    ニコンのD4Sではないか?とお見受けしましたが、右手側にハンドストラップらしきものが…いったいどちらのメーカー様の製品でしょうか? BambooはL型ブラケットを取付けたD300sを、ブラケットのストラップホールとボディ左手側三角環とで縦吊りしていますが、常々、右手側にもキャリングに利用できるストラップが欲しいと感じているのです。お使いのハンドストラップについて詳しく教えていただけませんでしょうか?
    宜しくお願い致します

  2. haku haku より:

    Bambooさま、はじめまして。アメリカのCamdapterというメーカーのものです。価格もそこまで高くなくて、とても柔らかく質の良いハンドストラップですのでお勧めです。
    http://atelierjin.com/shop/products/detail.php?product_id=292

    • T-Bamboo より:

      ハクさま、こんにちは、Bambooです。
      早速の御回答、ありがとうございます。愛用のD300sにもバッテリーグリップが付いていますので、ご紹介いただいたストラップならフィッティングもばっちりかと期待しています。
      早急に試してみますね。 ありがとうございました。
       

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