一から始めるマルチロウパノラマ撮影教室

始めよう!マルチロウパノラマ

何度か書いてきたパノラマ撮影ですが、いよいよ「マルチロウパノラマ」について書きたいと思います。これが全てではなく、初歩の初歩、つまり基本となりますので、しっかり身につけてください。

パノラマ撮影というと横長や縦長の物を想像されると思いますが、上のように他重列で合成する撮影方法がマルチロウパノラマです。超高画素で作品作りが出来ます。上の画像は横1列6枚、縦3列の合計18枚で合成しています。

使う機材は専用のものがあると、非常に簡単に短時間で撮影できます。短時間で撮影できるということは、それでなくても時間がかかってしまう多重列パノラマ撮影において、大きなメリットとなります。

マルチロウパノラマに必要な機材

おすすめ機材はReally Right StuffのPG-02です。

pg-02-3

価格は結構高いですが、非常に品質の高い製品で、パノラマ撮影のみならず、ジンバル雲台やビデオ雲台としても使用できます。上位機種FG-02も持っていますが、大玉を持っていないならこちらが一番オススメです。

クランプ付きロングプレートは必須です。Really Right Stuff MPR-CL(左)とMPR-CLⅡ(右)

レベリングベースは絶対にあった方が良いです。今回の使用機材はReally Right Stuff のTA-3-LC-HK。

インデックスストップバーもあると便利です。今回は使っていません。

パノ・ジンバル雲台のセッティング

さてでは撮影の前に、ご自宅でセッティングの練習をしておきましょう。

レベリングベースに、PG-02のパンベースを装着します。正確に水平も出しておきましょう。

PG-02のアームとクランプ付きロングプレートを装着します。

カメラを装着します。このときに

必ずロングプレートのセンターマークとボディのセンターを一致させてください。

センサーのセンターにぴったり一致するようにセッティングします。そしてこの時のアームの位置の目盛りをメモに控えておいて下さい。

インデックスストップバーを使って止めておけば暗闇でも素早くセッティングが可能となります。ノーパララックスポイント(No Parallax Point)に合わせたらセッティング完了です。

ノーパララックスポイント(No Parallax Point)とは

撮影しよう

それではいよいよ撮影に入ります。先程の準備がきちんと出来ていれば、現地では何も戸惑う事はないはずです。

ひとつ違うとしたら、縦構図で撮っていく事くらいです。縦位置で撮影する方が、空と地面が多く写り(1列パノラマの場合は特に)、横位置で撮影した時よりも解像度が上がります。

端のゆがみを防ぐにはあまり広角過ぎない方が良いと思います。1枚目のサンプル画像が24mmです。綺麗には繋がっていますが若干歪みは出ていますね。

撮影時の注意点

もっとも大事な事は、露出・ピント・ホワイトバランスが各フレームによってバラけないように固定すること。オートにしていると合成した時に、場所によって明暗や色がおかしな仕上がりになってしまいます。

F値は若干絞った方が良いです。理想値はF8。今回はテストでf5.6で撮ってみましたが、やはり若干周辺光量落ちがあったのと、描写が甘い部分がありました。

カメラのブレを抑えるためにレリーズケーブルや露出ディレー機能は必ず利用してください。【最低30%】ほど重なるように撮影しましょう。今回は15度毎に1列6枚、撮影しました。

さっきと同じ写真の使い回しですが、まず1列目を撮影していきます。スタート地点の目盛りを忘れないように覚えておきましょう。目標の目盛りに到達したら

次は2列目。15度上に傾けて、さっきと同じように撮影していきます。

ラスト3列目。さらに15度上に傾けて、さっきと同じように撮影していきます。撮影自体はこれで終了です。お疲れ様でした。あとは自宅に帰ってLightroomで合成すれば完成です。

Lightroomで合成する

作業言っても、たったこれだけ!ほぼズレが無く合成できます。マルチロウパノラマ最高!

簡単ですので、ぜひ皆さまも挑戦してみてください ^^

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haku
こんにちは三脚フォトグラファー「ハク」です。 当ブログのキャッチフレーズは「探していた三脚と雲台の情報がきっと見つかる!三脚雲台沼ブログ」です。 当ブログを読めば大抵の三脚雲台の悩みは解決できるようになるはずです。 どうぞよろしくお願いいたします!

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